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ソリューション開発部の新人エンジニア研修を大公開!(2021年度版)

皆さんこんにちは! ソリューション開発部(以下、ソリ開)の研修生チームです。
私たちは、2021年4月に入社した2名(上坂、有坂)と、7月に入社した1名(百合野)で構成されたチームです。

入社時のスキルや背景はそれぞれ違うものの、ソリ開に配属されてから約2カ月の間、同じ新人研修を受けてきました。今回は今年度の研修内容と、各々の感じたことなどを紹介します。就活中の学生さんや転職を考えている方の参考になれば幸いです。

研修スケジュール

ソリ開の新人研修は、7月から8月末にかけて行われました。
下記には3名を代表して上坂の研修スケジュールを載せています。

学習内容をしっかり理解するために、各自の進捗に応じて研修担当の先輩方と相談しながら、スケジュールを調整して進めました。

具体的な学習内容については、この後説明します。

ソリ開研修スケジュール(2021年度版)

研修スタイル

今年は3名が同時期に研修を受けました。新人研修は下記形式で行いました。

完全オンライン

コロナの影響もあり研修は完全オンラインでした。毎朝研修担当の先輩方と朝会を行い、その後は研修生同士でオンライン会議をつないだまま研修を進めます。

分からないことがあったときは、まず研修生同士で考えますが、それでも分からないことは質問チケットを起票して先輩方に解決方法を教えていただきました。質問チケットを起票すると、すぐに先輩方がオンライン会議で教えていただけたので、分からないところはすぐに解決できました。

また、度々様子を見にオンライン会議に参加いただいたおかげで、口頭で質問したいときはすぐに質問できる環境でした。

ハンズオン

それぞれの学習内容に応じて参考文献が提示されていたので、その参考文献に従って手を動かしたり別途用意された課題を解きながら、プログラム作成やデータベース操作などの経験を積みました。

また、完全オンラインでの研修だったため、書籍はすべて電子書籍を用いて学習しました。

外部研修

JavaScriptとSpring Bootに関しては外部研修にも参加しました。
書籍で学習するだけでなく講義を受講し、より理解を深められました。

研修の実施内容

今回の研修で実施した具体的な内容を下記にまとめました。
プログラミング言語やウェブの仕組みといった基礎はもちろん、ソリ開の業務に特化した開発技術を学びました。

ハンズオン

チーム開発(Git&Subversion)

  • バージョン管理システムであるGitとSubversionの基礎知識を、こちらのサイトや先輩方に作成いただいたSubversionの利用ガイドを参考にして、用意された課題を解きながら習得していきました。
  • 先輩方による開発の進め方についての講義や、複数名での成果物の管理・共有を経験することでチーム開発の流れを学びました。

ウェブ基礎(HTML&CSS&JavaScript)

  • 下記参考書を利用してHTML・CSS・JavaScriptを学び、普段ブラウザーで見ているウェブページがどのような仕組みで表示されているのか、理解を深めました。
  • 参考書での学習をもとに電卓機能を持ったHTMLページを作成しました。実際に手を動かしながら与えられた仕様書に沿って設計し、知識のアウトプットも行いました。

インフラ基礎(Linuxでウェブサーバー体験・基本操作)

  • Dockerに仮想サーバー「Linuxサーバー」を追加し、インストールしたウェブサーバーにブラウザーからアクセスするなど、ウェブサーバーを動かすことを体験しました。
  • Linuxサーバーにつないでいろいろなコマンドを実行し、パス操作・ディレクトリ操作・ファイル操作・パイプ処理の仕方やバックグラウンドタスクなどのプロセス周りの処理について学びました。

データベース&SQL

  • 新人教育向け資料を読み、用意された課題を解きながらデータベースの基礎知識全般を学びました。
  • Dockerに仮想サーバー「MySQLサーバー」を追加し、データベースにつないでいろいろなSQLを実行することでSQL文の書き方やデータベースの考え方についても学びました。

Java

  • 下記参考書を読み、用意された課題を解きながらJavaの基本文法を学びました。

アルゴリズム

  • 提示された参考資料を読み、Enterprise Architectを利用してフローチャートを書く課題に取り組みました。(Enterprise Architectについては下記URLをご参考ください。)

DBFlute

  • 下記DBFlute公式サイトのハンズオンセクションに沿って学びました。
  • DBFluteとは、データベースの変更に強く、タイプセーフな実装ができるO/Rマッパーです。

外部研修

JavaScript研修(2日間)

  • 下記の研修に参加し、変数やif文、関数、オブジェクトなどの基本文法や、要素の取得やイベント設定を用いたウェブ画面の操作方法を学びました。

基礎からのSpring Bootによるウェブアプリケーション開発(2日間)

  • 下記の研修に参加し、Spring MVCとThymeleafを利用した画面のあるウェブアプリケーションの構築や、MyBatisを利用したデータベース操作などを行い、Spring Bootを用いたウェブアプリケーション開発の基礎知識を学びました。

ふりかえり

  • 1週間に1度、上司・先輩とともにKPT方式で「ふりかえり」を行いました。
  • 「ふりかえり」については下記リンク先の記事をご参考ください。

研修を受けて感じたこと

百合野

<IT経験の有無>

私はIT未経験の中途入社です。前職はアパレル企業に勤め、営業職やマーチャンダイザーの他、EC事業などBtoCのウェブサービスに関わっていました。退職後はプログラミングスクールで学習していましたが、私の場合Java言語やDBFluteに関しては基礎知識が全くありませんでした。

<研修で特に詰まったところ>

チーム開発(Git)・SQL・DBFluteといった基礎知識がない、または乏しい分野は特に苦労しました。書籍学習や課題学習の中で分からないキーワードが出てくるたびに、インターネットで情報収集して考える、というのを繰り返していました。難しい内容だと理解に苦労して時間がかかることもあり当初は焦ることも多かったのですが、「研修で大切なのはスケジュールよりもしっかり理解すること」という先輩方のアドバイスがあり、しっかり学ぶことに集中できました。

<どうやって詰まったところを解決したか>

私たちは完全オンライン環境でもオンライン会議をつなぎながらチームで研修を受けていました。そのため、自身で調べても方法が分からない場合、まずはチーム内で相談できました。そこで解決できると、自身の調べる力をもっと鍛えなければ!と思いますね。また、先輩方にもオンライン会議を利用して質問できました。技術に関する雑談なども交えながら会話できたので、非常に有意義な時間でした。

上坂

<IT経験の有無>

私は今年の4月に入社しました。文系出身でしたが、JavaやSQLに関しては少し学習したことがあるという程度で、4月から3カ月ほどグループ会社である株式会社シーエーシ―の新人研修を受けました。

<研修で特に詰まったところ>

特にDBFluteに詰まりました。DBFlute特有のConditionBeanやBehaviorなどについて理解しないままコードを見てしまうと、コードの意味が全く理解できず苦労しました。また、テーブル間の関係を意識してコードを記述する必要があるため、SQLの知識も必要でした。

<どうやって詰まったところを解決したか>

意味の分からないコードは細かい単位に分解してひとつひとつ調べて、理解していきました。いきなり複雑なコードを理解しようとすると全く理解できず焦ってしまうので、分かる箇所と分からない箇所を区別し、分からない箇所を着実に減らすことが重要であると感じました。その過程では、同期の百合野、有坂、そして先輩方にも助けていただき、大変感謝しています。

有坂

<IT経験の有無>

私は文系出身/IT未経験の状態で今年の4月に入社しました。4月から3カ月ほどグループ会社である株式会社シーエーシ―の新人研修を受け、その後7月からソリ開の研修を約2カ月間受けました。

<研修で特に詰まったところ>

ソリ開の研修を受けて、全体研修で学んでいないGitとDBFluteの学習について特に苦労しました。Gitではレポジトリやブランチ、DBFluteではConditionBeanなど知らない言葉の意味を調べるところから始めていったのですが、調べても結局どういうことなのかわからない、理解するにはまた別の知らない知識が必要になってくるといったことが多くありました。

<どうやって詰まったところを解決したか>

自分で調べてもわからないところは一緒に研修を受けている同期の百合野、上坂に都度質問したり、教育担当の先輩方に質問して解決しました。オンライン会議をつないだまま3名で研修を受けていたので、いつでも質問でき、疑問はすぐに解消できました。朝会の後に毎回、わからないところやつまずいているところについて先輩方に質問する機会があり、また、Microsoft TeamsやBacklogなどのツールに質問を残すことで先輩方がすぐに対応していただいたおかげで、非常に学びやすい環境で研修を受けられたと感じています。

さいごに

ソリ開の2021年度の新人エンジニア研修について紹介しました。

完全オンラインの研修でしたが、Microsoft TeamsやBacklogなどのツールを活用し、円滑なコミュニケーションを取りながら進められました。それぞれ入社時点のスキルは違えど、しっかりと知識が得られる内容です。

興味を持っていただいた方はぜひ一度お会いしましょう!お待ちしております!

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