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メインフレーム開発拠点 海外視察ツアー

はじめに

メインフレーム基盤部(通称:z基盤部)の中野 平です。
10月にIBM様主催のメインフレーム開発拠点視察ツアーに参加しましたので、その様子を紹介します。

そもそも、メインフレームって何?

昔から大企業や官公庁などの基幹情報システムに用いられる、大型で頑丈な高性能コンピュータです。安全性と信頼性が高く、社内システムにおいては重要で縁の下の力持ちのようなモノです(当社のエンジニアのような存在ですね)。

メインフレームには仕事で触れる機会がなく、馴染みのない方が多いと思います。私もアークシステムの企業説明会で初めて知りました。

メインフレームやメインフレーム基盤部をもっと詳しく知りたい方は、下記のブログをご覧ください!
若手エンジニアによる部門紹介 ~システム基盤サービス部(現メインフレーム基盤部)~

視察ツアーの概要

日程2023年10月23日~28日(6日間)
場所アメリカ合衆国、東海岸 ニューヨーク州ポキプシー:H/W(ハードウェア)とOS(z/OS)の開発拠点
アメリカ合衆国、西海岸 カリフォルニア州サンノゼ:M/W(ミドルウェア)の開発拠点
目的メインフレームの開発拠点を視察し、最新テクノロジーに触れて今後の仕事に役⽴てる
参加人数16名
参加者の内訳
・IBM社のお客様企業:3社、7名
・IBM社のビジネスパートナー会社:2社、4名(中野はここに該当)
・IBM社社員:5名

長い移動距離

今回は日本からアメリカ東海岸へ行き、そして西海岸を巡って帰国する長距離移動ツアーでした。
6日間の行程ですが、移動時間が長く、現場でのセッションと視察は正味2日間だけ。ただこの2日間は集中して濃密な時間を過ごしました。

初日

最初の視察場所へ移動
成田空港(日本) → JFK空港(ニューヨーク州) → 開発拠点(ポキプシー)
飛行機に13時間、そして車に2時間乗り最初の目的地に到着。

2日目

最初の視察
ポキプシーでセッションと開発現場を視察。

3日目

2つ目の視察場所に移動
ポキプシー → JFK空港(ニューヨーク) → サンフランシスコ空港(カリフォルニア州) → 開発拠点(サンノゼ)
車に2時間乗り空港へ移動。
飛行機で6時間をかけてアメリカを横断し空港へ到着。さらに車に1時間乗り次の目的地に到着。

4日目

2つ目の視察場所
サンノゼでセッションとコンピュータセンターを視察。

5日目・6日目

帰国
サンノゼ → サンフランシスコ空港 → 成田空港
サンフランシスコ空港から、飛行機で11時間。日付変更線を超えて翌日成田空港へ到着。

セッション、視察のポイント

セッションでは最新のメインフレームに関する情報のほか、今後のビジネスや開発の方向性などの話がありました。

詳細はお伝えできませんが、AI(人工知能)を活用した機能強化や新技術の話もあり、歴史のあるメインフレーム領域でも着実に進化を続けていると実感しました。

また「新しい機能は使おうと思ってもハードルが高いよね」という会話や「まずは小さく始めてみる進め方が良いかもね」など、同じ技術を持つ参加者同士でさまざまな話ができ、充実した時間を過ごせました。

拠点では最新のメインフレームや未来のコンピュータとして、量子コンピュータの開発装置も見せてもらいました。

食事はお高め!

今回の海外視察では、物価の違いを肌で感じました。水のペットボトルは、日本円で600~900円!(まれに安くて300円)。

またレストランの料理やストアの飲食物も日本での価値観とは全く合わない価格であり、本当に驚きました。
そのような中、IBM社でお食事が出たのは助かりました。(笑)

まとめ

長距離移動は大変でしたが、ツアーに参加してアメリカの開発者の方を身近に感じられました。

また同行した企業の方々と親しくなれて、非常に有意義な体験ができました。

来年以降もこの視察ツアーはあるとのことですので、ぜひ若手やこれから入社する皆さんにも参加してほしいです。とても良い刺激になると思います。

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