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女性役職者ワーキング

はじめに

システムマネジメントサービス1部、1998年入社の原です。
今回当社グループ(株式会社CAC Holdings)のサステナビリティ経営の取り組みとして「女性役職者ワーキング」が開催され、それに参加しましたので内容を紹介します。
※当社グループのサステナビリティ経営の取り組みはこちらをご参照ください。

女性役職者ワーキングとは?

サステナビリティ経営の人材育成施策の一環で「女性活躍推進の風土醸成」をコンセプトに、各社から選抜された女性役職者を対象にした活動です。

総勢20名が参加し、6月から12月の約半年間おこないました。当社からはシステムマネジメントサービス1部とメインフレーム基盤部のマネジャー社員4名が参加しました。

活動の概要

活動の目的は「私たちのグループ会社で女性が活躍できるにはどうすればよいか!」を最終目標とし、女性活躍に関するテーマをもとに現状の把握から課題設定、解決策を議論し、最終的に経営層へ提言する取り組みです。

その上で女性社外取締役のお話や外部専門家の講義、またアンコンシャスバイアス研修やダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に関する動画視聴など、提言の作成に向けたさまざまなカリキュラムもありました。

みなさんは、女性活躍を考える上でのポイントである今回のテーマ、「インポスターシンドローム」「アンコンシャスバイアス」「ポジディブアクション」「ロールモデル」「ガラスの天井」をご存じですか?

私たちも初めて聞く言葉でしたが、今回は一般論や理想論にとどまらず、あくまでも私たちの会社やグループでの現状を把握し、その課題をとらえ「この会社で女性が活躍するにはどうすればよいか」「経営の観点からどうすればよいか」というテーマに沿って、具体的な施策案を検討しました。

提言策定の進め方

まず外部専門家への質問やアドバイスを受け、また推薦図書なども参考しながら、各テーマの一般論など必要な知識を習得しました。

現状把握と課題の洗い出しでは、会社で実施したD&Iの意識調査の結果だけでなく、独自に各社の役職者向けのアンケートを作成しその回答を分析し活用しました。

これらの成果をまとめるには、月1回の全体ワーキングだけでは議論が足りず、各チーム個別に業務の合間を縫って集まって議論し、活動を重ねていきました。

成果発表

最終成果発表は、当グループ会社の経営層へ直接提言します。チームごとにプレゼンテーションと質疑応答があり、私は発表者として提言をおこない、質疑にも応えるなど爪痕を残せたのではと思っています。

経営層のみなさまからはその検討プロセスや分析についての指摘のほか、提言内容について「我々は何をすればよいのか」「これはどうなの?」など経営に直結した、実践かつ有用性があり具体的な施策を議論する場となり、大変有意義なものでした。

活動の感想

今回の活動ではいろいろな視点を学び、多くのことを経験できました。
当社で女性だから働きづらい・昇格しづらいなどはあまり感じたことがありません。しかしそれこそがアンコンシャスバイアスではないかという点も含め、改めて現状の女性役職者の比率を数字として“見える化”し、井の中の蛙とならないよう「世の中」から見ると当社ってどうなの?といったことを客観的に見るようになりました。

またマネジャーとして当社の事業戦略の視点をある程度は持っていたつもりでしたが、これまであまり考えてこられていなかったグループ会社の「経営視点」というものを1段も2段も高い視点で分からないながらも考え、最後に経営層のみなさまの議論を目の当たりにして、その重要性を肌で感じられたことは大きな収穫でした。
(またまだ到底私はそこに到達しませんが・・)

そしてこの活動をグループ横断でやることで、普段は関連を持つことが少ないグループ会社の女性社員との関係性を築けたことも大きな収穫でした。今の若手社員は新入社員研修をグループ合同で実施しており、グループ会社間の壁がなくスタートできていますが、中堅・ベテランはその機会がなかったため新鮮でした。

報告会を通じて当グループ会社の経営層のみなさまともリレーションができ、新年の当社キックオフパーティにいらしていた時もこちらから話しに行けたのも大きな成果でした。

最後に

今回活動を進めている中で、やはりアークシステム独自の良い点や課題点があることを感じました。今回はグループ全体の活動として締めくくりましたが、それはゴールではありません。

これだけで終わらせないためには、当社独自でも改めてこのテーマを深堀して次につなげていく必要があります!

来年以降も女性役職者ワーキングは継続します。今回参加した私たちベテラン社員も引き続き活動しますが、他の女性役職者や子育て経験のある役職者を募って、さらに有意義な活動にしていきたいです。

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