INTERVIEW

入社して一年
研修や仕事を通じて
成長した軌跡を
振り返って

EDUCATION

新入社員教育について(2019年度新卒入社)

上田 陸人 関西学院大学 国際学部国際学科 出身

趣味はスポーツをすること、漫画を読むことです。得意なスポーツは野球とスノーボードで、最近はゴルフを始めました! 現在は、大手航空会社のお客様先に常駐し、空港業務へのシステム導入とシステムの保守・運用を担当しています。よろしくお願いします。

音花 沙也佳  お茶の水女子大学 文教育学部 出身

ダンスと映画が好きで、休日はよく映画館に行きます。この冬は、同期みんなでスノーボードにも行きました!現在の仕事では、大手飲料メーカーのお客様先に常駐し、ネットワークインフラの保守・運用を担当しています。よろしくお願いします。

SEを目指した理由は?

ーーまずはお二人がSEを目指したきっかけ、SEに魅力を感じた理由を教えてください。

上田理由は3つあります。1つ目は、学生時代に苦手意識のあったPCやネットワークを克服するためには、どっぷりITの環境につかるのが一番の近道だと思ったからです。また、その苦手意識を、ITに抵抗を感じている顧客の目線に立てるという武器にできると考えました。

2つ目は、大学の勉強の中で、ITに投資する企業、ITに精通した人材が市場の中で評価され、実績を残しているとわかったことです。自分も市場価値を高めたいと思いSEを目指しました。

3つ目は「SEをやってます!」って言えたらかっこいいなと思ったからですね(笑)

音花私は、就職活動を通してSEの仕事が ”自分に合っている” と感じるようになったことです。見えないところで何かを支えたいという志向や、何かを極めることが好きな自分の性格に、SEの仕事が合っていると思いました!また、社会の基盤として不可欠なものとなったITが、どのように動いているのかを知ることも純粋に面白いと感じ、SEへの興味につながりました。

未経験入社への不安は?

ーーお二人とも、未経験からSEを目指したとのことですが、入社する前に不安はありませんでしたか?

上田私は、入社するまでITリテラシーは皆無でPCの操作もあまりわからず、レポートは意地でも手書きのアナログ人間でした。そのため入社前はすべてが不安でした(笑)

タイピングやPC、ソフトウェアの基本操作は特に不安でしたね。

音花私は、入社前は、Wordを使って卒論を書くくらいで、タイピングすら怪しいレベルでした。この知識の乏しさで本当に大丈夫なのかと不安でしたが、先輩社員の「入社後にきちんと初歩から学べるから、絶対大丈夫」という言葉をひたすら信じていました(笑)

新入社員研修は「構造的に知識を習得するよう心掛ける」

ーーなるほど!では、入社後の研修への期待は大きかったのですね!実際に、新入社員研修はどのような内容でしたか?

音花グループ会社の4社合同、50名ほどで4月から3カ月間実施しました。社会人の心得やメールの書き方、電話対応などのビジネスマナー研修を1週間、その後、基本的なIT技術を2ヵ月学びました。プログラミング(Java言語)がメインですが、SQL、HTMLなどの言語やネットワークやサーバーなどのインフラ領域も学びました。最後の1カ月は、グループワークによるアプリ開発を実施したりと、実技を活発に行う研修で、楽しみながら理解を深められました!

ーー座学だけでなく、他のグループ会社の同期と一緒に、グループワークなどの実技が行えるのは面白そうですね!お二人は、研修で初めてIT技術を学んだわけですが、これが大変だったな~と感じたことはありましたか?

上田研修の中で知り得たことを、自分の中でつなげていく作業が大変でした。研修中は基本的に一定期間、ネットワーク、Java、SQL、HTMLというように1つのテーマについて学んでいきます。しかし、これらの知識は1つ1つでは役に立たないため、研修では実用的な知識になるよう、自分の中で構造的に知識を習得するよう心掛けていました。

音花ほぼすべてが初めて学ぶ内容だったので、最初の頃は「何がわからないか、わからない」と感じるくらい、理解するのが大変でした。ただ、知識の豊富な同期や講師の方にしっかりと質問できる環境があるので、不安に感じることは全くありません!わからないこともきちんと解消しながら学べました。

ーーなるほど。わからないことを質問できる環境があると、未経験から学ぶ方にとっても心強いですね!では、研修の中で楽しかったことはありますか?

上田研修の中で楽しかったのは、グループワークです。私はこの研修でPM(プロジェクトマネジャー)のポジションにつき、チームの進捗を管理しつつ自分のシステム開発を進めました。私のチームが一番コミュニケーションをとり、まとまりを持って開発できていたという評価をいただけたときはうれしかったですね!お互いに教えあって開発を進めることで、協力して仕事をする楽しさを味わいました。

音花研修内容は複雑で難しかったですが、それぞれの分野の関連性や全体構造が見えてくると、この技術はこうつながっているのか!と自分の中で納得できて面白く感じました。また、グループワークが多く、自社の同期はもちろん、グループ会社の同期ともふれあえたことが楽しかったですね!今でもプライベートで遊びに行くくらい、研修を通じてとても仲良くなれました!

ーーグループ会社との合同研修であるからこそ、多くの人と協力し学ぶ楽しさを味わえますね!研修を通じて交流が広がるのも素敵ですね!

責任を持って業務をすることで「やりがいと達成感を得る」

ーー3ヵ月の研修を終えたのち、配属後はどのような業務をしているのですか?

上田今は空港のITを支える業務をしています。自分の担当している業務は大きく2つあります。1つは、空港内で困っていることをITで解決できるかどうかをお客様と一緒に考え、システム化を進めていく業務。もう1つは顧客が利用している既存のシステムがいつも通り使えるよう、監視・運用していく業務です。どちらもITの知識、顧客業務の理解、コミュニケーション能力が欠かせません。

音花私は、飲料メーカーのお客様先でネットワークに関する業務を担うチームに所属しています。お客様の日々の業務が問題なく行えるよう、業務システムの基盤となるネットワークや通信環境の保守・運用をしています。全国に拠点を持つお客様なので、日々どこかで問題や問い合わせが発生しますが、突発的な事態にもチームで協力して対応しています。

ーー実際に、現場ではどのように知識や技術を身に着けていきましたか?

上田まず、OJTの先輩が案件とそれに必要な技術を説明してくださり、与えられた課題に取り組んでいました。案件の理解が深まり、仕事の進め方に慣れてくると会議に同席し、各案件の情報をキャッチアップするようになりました。最近ではお客様と一人で打ち合わせをし、主担当として仕事をする機会が増えました。

音花私は、定型的な作業から取り組みました。私の現場は実際の業務を通して学んでいます。“習うより慣れろ” な風潮が強いので(笑)

先輩に教わりながらやってみて、慣れたら一人でやってみる、ということを繰り返し、ネットワークの知識と業務知識の両方を身に着けています。もちろん、常に先輩方がサポートしてくださるので、安心して業務に取り組めています。

ーーまずは先輩社員に1から教えてもらい、徐々にできることを増やしているのですね!高いスキルを持った先輩社員が近くで仕事を教えてくれるからこそ、日々多くのことが学べているのですね。実際に業務をしていて、どんなことにやりがいや楽しさを感じますか?

上田私は、既存のシステムを保守・運用していく業務をしていますが、業務で携わるシステムすべてが重要で、それらのシステムが止まれば数千人のスタッフがオペレーションを止めることになり、飛行機が数時間遅延するケースも考えられます。責任はとても重大ですが、そのような社会的公共性の高いシステムを担当し、安定した稼働に貢献していることに、とても大きなやりがいを感じています!

音花ネットワークは、あらゆるシステムの基盤となる部分であるため、関わるシステム・人・チームがとても多く、そのような環境において個人ではなく ”チーム” として協力し問題を解決していくことがとても楽しいですね!お客様の抱える問題や不具合を解決できたときには、大きな達成感があります。

ーーお二人のお話から、大きな責任とやりがいをもって働いているのがとても伝わってきました!お客様の業務の重要なシステムをお客様の近くで支えるからこそ、多くの人と関わり、協力してシステムを安定稼働させるやりがいを感じられますね!

入社して1年「伸びしろを増やす勉強と実践を」

ーー最後に、入社から1年がたった今、感じていることや今後の目標を教えてください。

上田最初はExcelもまともに使えなかった私でも、できることが増え、成長を感じる瞬間もありますが、まだまだ多くの方にサポートをしてもらうばかりです。今は副担当としていくつかの案件に携わっていますが、今年度は主担当としての案件を増やしていきたいと思います。勉強と実践を繰り返して早く一人前のSEになり、これまでサポートをいただいたチームに貢献できるようになりたいです!

音花純粋なネットワークの知識だけではなく、お客様に寄り添って考えるためのコミュニケーション能力や調整力もとても重要だと感じるようになりました。SEは技術に特化したスペシャリストだと思っていましたが、技術以外のさまざまな能力も必要と気づき、自分の伸びしろがたくさん見えてきました!

まずは、直属の先輩の確実なサポーターとなれるよう、”想像力” を持って仕事ができるようになるのが理想です。そのためには、技術知識が必要だと強く感じているので、しっかりと勉強していきたいと思います!