INTERVIEW
入社して一年
研修や仕事を通じて
成長した軌跡を
振り返って
EDUCATION
新入社員教育について(2020年度新卒入社)
波多腰 有哉 明治大学 商学部 出身
趣味は旅行で、思い立ったら一人で海外に行くほど好きです!今は、大手人材会社に常駐し、勘定系システムの運用・保守を担当しています。
池田 桃代 筑波大学 人間学群障害科学類 出身
趣味はF1を見ることで、毎回リアルタイムで見ています。スリルを味わうことが好きなので、去年はスカイダイビングに挑戦しました!今はメインフレームと呼ばれる大型コンピューターをバージョンアップする仕事をしています。
SEを目指した理由は?
ーーまずは、改めてお二人がIT未経験からSEを目指した理由やきっかけを教えてください!
波多腰:もともと希望職種ではありませんでしたが、就職活動を通じて「自分の手で何かを作り上げたい」「自分の力で課題解決に貢献したい」という気持ちが芽生え、SEがマッチしていると思うようになりました。加えて、これまで全く触れてこなかった分野にチャレンジしたいという思いも重なり、SEを目指そうと決めました。
池田:私は、仕事に対する評価基準が明確な職種につきたいと思っていたため、「技術力」という明確な指標がある技術職に魅力を感じていました。その中でも、SEは文系出身者に対しても門戸が開かれていることを知り、興味を持ちました。また、IT知識が全くないからこそお客様目線に立てるのではないかと思い、最終的にSEを選びました。
未経験入社への不安は?
ーーIT未経験からでも明確な技術力が身に着けられ、その技術力で課題解決に貢献できるのはSEの仕事の魅力ですね!ただ、IT未経験から仕事としてITに携わることに不安はありませんでしたか?
波多腰:IT未経験でも大丈夫とは聞いていたものの、ITの知識は全くなかったので不安はすごくありました。さらに、入社直前にコロナが流行し始めたこともあり、研修や配属後の仕事は例年と同じようにできるのだろうか。と想像ができず不安でした。
池田:私もIT未経験で、PCはWordを使って論文を書くときに触れる程度だったので、研修についていけるのかと不安でした。さらにコロナ禍で基本的にオンラインでの研修になり、最初はネットワーク回線への接続すら一人でできるのかと心配でした(笑)
コロナ禍による、誰も経験したことがないオンライン新人研修
ーー不安は大きかったですよね。実際に、3カ月間の新人研修のほとんどがオンライン形式になりましたね。研修はどのように進みましたか?やりにくいと感じた場面はありませんでしたか?
波多腰:研修は、グループ会社合同の約60名で受講し、講義形式とグループ学習形式の二段階で進みました。まず、オンライン授業のように講師の方から説明を受け、その後少人数のグループに分かれて演習問題に取り組みました。研修当初はオンラインでのコミュニケーションに慣れていないこともあり苦戦しましたが、次第にオンラインの良さを実感しました。例えば、講義中もチャットで気軽に質問ができたので、疑問を残さず進められました。
池田:グループに分かれて演習問題に取り組むときは、習熟度別に少人数で話し合いながら問題に取り組めたので、一人で悩んで抱えこむことはありませんでした。オンライン研修だからこそ、集合研修より少人数のグループに分かれて取り組む機会が多く、ささいなことでも質問しやすかったと感じます。ただ、ネットワーク回線の問題で突然接続が切れてしまうハプニングはありました…(笑)
ーーオンラインだからこそ気軽に質問ができるというのは意外でした!では、3カ月間の研修で具体的にどのような内容を学びましたか?
波多腰:前半は、ビジネスマナー研修やロジカルシンキングなどのビジネス研修と、ITの知識や基本技術を学ぶ技術研修でした。コンピューターの構成を理解する基礎的な内容から始まり、ネットワークやサーバーなどのインフラ領域、JavaやSQL、HTMLなどのプログラミング言語を学びました。座学だけではなく、実践形式で手を動かしながら学ぶので、講義で学んだことを実践して確かめるという流れで、しっかりと理解が深まりました。
池田:最後の1カ月間は、Javaなどの技術を使い開発演習に取り組みました。一人でひとつの会議予約システムを作る課題でした。作業は5~6人のグループに分かれて互いに教えあいながら進めたので、グループ会社の同期ともコミュニケーションを深められ、楽しみながら取り組めました。最終的にシステムとして完成したときには、大きな達成感がありました!
ーーITの基礎知識から業務実践まで、幅広く学べる内容ですね。学んだ知識や技術を使ってシステムを完成させたときの達成感は大きいですよね!研修を終えて、自分自身の成長を感じたところはありましたか?
波多腰:わからないことを残さずに、すぐに解消して次に進めるようになりました。一つひとつの知識や技術がつながっているので、先に進むためにも「聞く・調べる・やってみる」と必ず理解することを意識していました。また、頭で考えるだけでは解決しないことも多いので、「失敗を恐れずにやってみる!」というチャレンジ精神も身についたと思います。
池田:研修を受ける前は、本当にSEになれるのかと不安でしたが、3カ月間の研修を通じて仕事のイメージが沸き、IT技術に対する不安がなくなりました。また、知識の習得に対する姿勢も変わりました。全てをただ覚えるのではなく、理解して必要な情報を調べられるようにすることが大切だと学びました。この姿勢は、業務の中でもとても役立っています。
配属後の研修~日々の業務へ
ーー3カ月間の研修を終えて、配属後はどのような業務をしているのですか?
波多腰:私は、大手人材会社の勘定系システムを支援しているチームに所属しています。日々お客様が使っているシステムに異常がないか確認して、安定して稼働し続けられるように運用・保守をしています。その他には、お客様がシステムを使えるように機器に設定を加えることや、日々の業務や処理を簡略化・自動化できるようにシステムの構築や改修をしています。
池田:私は、システム基盤サービス部に配属が決まり、メインフレームと呼ばれる大型コンピューターに関する技術支援をしています。配属後3カ月間は部内で技術研修を受け、現在はメインフレームをバージョンアップするプロジェクトに関わっています。基本的には上司に作業内容を確認し、指示をいただきながら、お客様先で実機に触って作業をしています。
ーー配属後、どのように知識や技術を身に着けましたか?コロナ禍で在宅勤務が中心になる中、困ったことはありましたか?
波多腰:基本的には、実際に作業をしながら知識や技術を身に付けています。
在宅勤務なので、お互いに作業画面を共有しながら実施しています。在宅勤務の中で、確認したいことを口頭ですぐに確認できない点は少し困りました。わからないことをメールやチャットなどの文章でどのように伝えるか、誰に確認すればいいのか、最初は理解できていない部分も多く苦労しましたが、文字で伝えにくいことは、画像の共有や通話をするなどして、伝えやすい手段を選ぶよう工夫することで改善できました。人と対面していない状況だからこそ、チャットを使って気軽に質問できる利点もあると感じています。
池田:私は、メインフレームについて基礎から学ぶため、対面の方がわかりやすいだろうという配慮から本社で対面での研修を受けました。約1カ月間、毎日1対1で先輩社員から技術を教えていただいたので、質問もしやすく理解が深まりました。
その後は、在宅勤務での研修もありましたが、分からないことがあればチャットやビデオ通話で聞くことができたので、困ることはありませんでした。プロジェクトに配属されてからは、現場で先輩社員の作業を確認しつつ、実際に作業をしながら経験を積んで知識を増やしています!
ーーOJTを通じた丁寧な指導はもちろん、対面、在宅勤務に関わらず、わからないことを一人で抱え込まずに質問し解消できていることが伝わりました。では、日々業務に取り組む中でどのようなことにやりがいや楽しさを感じますか?
波多腰:システムでどのような処理を実行したいのかという初期段階から考え始め、試行錯誤しながらも完成できたときに達成感を感じます。もちろん予想外のエラーが出ることもあり苦労も多いですが、その分完成したときの達成感はより得られます。
また、システムは作って終わりではなくその後も動作し続けるので、「これまで手動で行っていた業務が自動化された」「作業時間が短縮された」など、自分の業務が役立っている実感が持てることもやりがいにつながります!
池田:日々、学ぶことだらけでやりがいと言えるほど大きなものではありませんが、自分でマニュアル(メインフレームの技術説明書)を調べ、想定通り作業が進んだときは達成感があります。入社当初はPCの扱いもままならなかったので、ささいなことでもできるようになる楽しさを感じています!
入社して1年「入社前と入社後の心境変化、今後の目標」
ーーできることが増えていく実感が持てると楽しんで日々の業務に取り組めますよね!少し視点は変わりますが、入社して早1年がたち、入社前と入社後で会社のイメージは変わりましたか?
波多腰:ほぼ変わっていません。入社前のイメージと変わらず、意見が言いやすい風通しの良さを感じています!新人ということも関係なく、伝えたいことは上司や先輩社員が必ず聞いてくださる雰囲気があります。むしろ入社前のイメージと変わっていないことに少し驚いています。
池田:私の入社前のイメージは、「人が優しくて、人を大切にしている会社」でしたが、それは入社してからも変わりません。コロナ禍での入社だったこともあり、まだお会いしたことのない方も多いですが、実際お会いすると皆さんが優しく話しかけてくれるので、のびのびと自分らしく過ごせています。業務についても、入社前のイメージ通り本当に働きやすく、ワークライフバランスがしっかり保てています!
ーー良い意味で変わっていないようで安心しました(笑)。選考の段階で社員と話す機会が多くあるので、入社前にしっかりイメージを持てていたのですね!では、最後に今後の目標を教えてください!
波多腰:将来的には、お客様の一大プロジェクトとも言えるような大きなプロジェクトにメイン担当として関わりたいと思います。まだまだ知識も技術も不十分なので、まずは毎日知識を吸収し、できることを増やしていけるように頑張ります!
池田:入社してから早1年がたち、日々成長は感じています。ただ、今は上司の指示を聞いてその通りに動くことが多いので、今年は自分で考えて自分主体でできる業務を増やしたいです。もっと戦力として重宝されるように頑張ります!
ーーありがとうございました!今後のさらなる活躍を期待しています!