INTERVIEW
入社して一年
研修や仕事を通じて
成長した軌跡を
振り返って
EDUCATION
新入社員教育について(2022年度新卒入社)
高地 鳳真 筑波大学大学院 システム情報工学研究群 リスク工学専攻 出身
大学は情報科学系の学部でIT系のシステムやプログラミングをひととおり学び、その後リスク・レジリエンス工学という分野の大学院を卒業しました。現在はソリューション開発部に所属し、お客様向けにアプリケーション開発をしています。
趣味は車で、SUPER GTなどのレースを見ることや、実際に自分でサーキット場を走っています。
山口 藍 津田塾大学 学芸学部 情報科学科 出身
大学は学芸学部で情報系を専攻していました。英語に力を入れている大学でもあり、実際の授業は英語が多い環境でした。現在はシステム基盤サービス部に所属し、メインフレームという大型コンピューターの基盤システム構築をしています。
趣味は料理で、最近はお弁当作りに力を注いでいます。
SEを目指した理由は?
ーーまずは、お二人がSEを目指した理由やきっかけを教えてください!
山口:大学で情報系に触れていたため、就職活動はIT業界を中心に進めました。身につけたスキルを活かして価値あるものを作り上げること、またそのスキルが時代の変化に合わせて活かせることに惹かれたため、最終的にSE職を目指しました。
高地:さまざまな人の役に立ちたいという思いがあったからです。その中でもIT技術は、多くの業界で密接にかかわっていて、間接的ですが、より多くの人の助けになると考えました。特に私の技術力次第で、幅広く活躍できる面白い分野だと感じたシステム開発に興味を持ち、SE職を目指しました。
どんな気持ちで入社を迎えましたか?
ーー大学で情報技術を学んだお二人がSEとして入社するときに何か不安はありましたか?
高地:幼いころからIT技術に触れている後輩たちや、AIなど進化するIT技術そのものに、将来仕事を奪われないか不安でした。また社会人になって心身の不調になった人も身近にいたため、自分もそうなってしまうのではないか不安もありました。今も将来の不安がなくなったわけではありませんが、数年後、十数年後も役立つ技術やスキルを模索しながら、自分の価値を高めるべく意欲的に学んでいます。また心身面では、年齢の近い先輩から上司まで非常に手厚いフォローやサポートがあり、その不安は払しょくされています。
山口:大学の授業では、システム自体を考えることやそれを仲間と検討し話し合うことが好きで、何かを作り出すことも楽しいと感じていました。しかしプログラミングは得意ではなく、成績も優秀とは言えませんでした。そのため本当に自分がSEとして働けるのか不安はありましたが、社員の方と面談を重ねる中で、会社のサポートや研修を通じて成長できると感じ、SEになる決断ができました。
新入社員研修
ーー入社後の3カ月間の新入社員研修は、どんな研修でしたか?
山口:グループ会社合同で、約80名の大人数での研修でした。研修内容は、IT基礎研修からJava言語での開発演習、またビジネス研修もやりました。新入社員の中には、情報系学部出身以外のIT未経験者もいるので、ITの基礎からしっかり学べる研修内容になっていました。
高地:ビジネス研修や開発演習の一部は出社して対面研修でおこなわれましたが、多くの研修がオンライン研修でした。ただアークシステムではオンライン研修時も出社し、新入社員5人が顔を合わせて受講していました。満員電車での通勤は大変でしたが、休憩時に新入社員同士で会話ができ、本社に出社している先輩社員と顔を合わせる機会もできたので良かったです。
ーー研修はお二人のようなIT経験者と未経験者が一緒に受講していますが、どんな状況でしたか?また経験者のお二人として研修で成長したと思えたことは何でしょうか?
高地:私はある程度IT基礎知識があったので講義内容がすんなりと理解できましたが、未経験者はまずITに関する理解自体が大変そうでした。ただ理解度に応じてチーム分けがあり、経験者のサポートを受け、協力しながら研修を進めていました。私はサポートする立場でしたが、実際アドバイスしようとするとうまく言葉が出ず、説明につまることがありました。理解はしているもののアウトプット(言語化)ができないのは“本当の理解ができていない”という気付きがありました。
山口:講義部屋と自習部屋があり、IT経験者は理解できているカリキュラムは自習部屋で「先取り学習」をしていました。私もIT経験者ですが、その中にはわかりやすく説明できる人がいて、その人の話や説明を聞くことで新たな学びがありました。
配属後の研修から日々の業務へ
ーー部門配属後の部内研修について教えてください。
高地:配属後は、1カ月間の部内研修がありました。集合研修の延長で、Java言語や周辺技術についてより深く学ぶ他、「チーム開発」のためのツールの仕組みや使い方を学びました。オンライン研修でしたが、午前と午後に30分ほど先輩と話す機会があり、コミュニケーションを取りながら進められました。
※ソリューション開発部の配属後研修は、こちらのブログでも紹介しています。
山口:私の配属先で必要なメインフレームに関する技術は集合研修ではほとんど触れられていないため、ほとんどの技術を部内研修で学びます。まずは配属後の1カ月間、基礎知識をじっくり学び、その後はプロジェクトでのOJTと並行し技術研修(講義)が続きます。メインフレームの概要から基本的な技術、言語の習得から、実際の機器を使った操作までを習得していきます。
年次の近い若手社員から部長まで、多くの先輩社員が対面で講義をしてくださり、技術の理解だけでなく、配属部門の先輩社員との関係が深まったことも良かったです。
※システム基盤サービス部の業務は、こちらのブログでも紹介しています。
ーー入社して1年、お二人はいま具体的にどんなお仕事をしているのですか?
高地:お客様向けに「データ連携用アプリケーション」の開発をおこなっています。現在は使用している開発言語のバージョンアップ調査がメインです。このプロジェクトはアジャイル開発でおこなっており、私もチームの一員として計画から実装、レビューなど開発工程の幅広い工程を先輩のフォローを受けながらおこなっています。
山口:ある大手企業様のメインフレームシステムのバージョンアップを担当しています。私はこのプロジェクトに8月から参画し、先輩が構築した環境のテスト、新環境と災害対策区画のオペレーティングシステム周りの構築を担当しています。
ーー学生時にITを学んでいたお二人ですが、実際の業務で何か活かせるものはありましたか?
山口:学生時代に学んでいた内容と現在携わっている業務が大きく違うので、直接的に活かせた点はあまりありません。ですが配属後研修で「プログラムのエラーを探すのが速い!」とコメントをいただきました。プログラミングは得意だったわけではありませんが、エラーを解消・修正していく上で、学生時代に学んだ内容・経験が活かされていると感じました。
高地:プログラミング自体の考え方や、わからない機能の調べ方や学び方は活かせていると思います。ただ実際の開発プロジェクトで必要なバージョン管理や構成管理などの考え方、そのためのツールには全く触れたことがなく、今までの知識だけでは実際の業務は進められないと思いました。
いくつか知っている技術はありましたが、知識が浅かったり、部分的だったり、業務で求められる知識の範囲・深さは学生時代とは全く異なります。
ーー実際の業務では、学生時のIT経験が活かせるものもありますが、入社してから業務に応じて知識や技術を学び続けることが重要ですよね。会社としてもしっかりサポートしていきますね!
入社して1年、「入社前と入社後の心境の変化と今後の目標」
ーー入社して1年が過ぎました。入社前と入社後で会社のイメージは変わりましたか?
山口:いい意味で変わっていません。入社前に聞いていた通り、仕事とプライベートをしっかり切り替えて、メリハリのある生活をしている社員が多いと感じています。
高地:私も変わっていませんが、社長や部長がすごく近い距離にいるのはびっくりしました。フランクにコミュニケーションをとる方が多いので、想像していたより風通しが良いと感じました。
また面談や面接ではしっかり向き合ってくださったため、まじめな方が多いと思っていましたが、みなさん何か熱く語れるものを持っており、個性的で面白い先輩が多い印象です。
ーー最後にこれからの目標を教えてください!
高地:レベルの高い先輩が多く、話についていけないことも度々あります。当面は逐一メモを取り、わからないことをなくし、1日でも早く先輩に追いつくことが目標です。頼りになる先輩ばかりなので、失敗を恐れず ”新しい挑戦” を続けて社会人としても厚みのある人間になりたいと思います!
山口:今後もどん欲に知識の習得に取り組み、先輩が安心して作業を任せられる社員になりたいです。若手のうちにわからないことは積極的に質問し、先輩の知識やノウハウを取り入れていきます!
ーーありがとうございました!今後のさらなる活躍を期待しています!