INTERVIEW
入社して一年
研修や仕事を通じて
成長した軌跡を
振り返って

EDUCATION
新入社員教育について(2025年度新卒入社)

神谷 文芸学部 出身
大学時代は文芸学部でイギリス文学を学びました。もともとIT未経験で、内定後にITパスポートの勉強からスタートしました。現在は、複数の地方銀行が共同で利用する大型コンピュータ(メインフレーム)のシステム更新プロジェクトに携わり、先輩のサポートを受けながらテストや設定作業を通して実務を学んでいます。
富田 経営学部 出身
大学時代は経営学部で、主に経営学や経済学を学びました。入社するまでITに触れた経験はほとんどありませんでした。現在は航空業界のお客様のグループ全体で利用しているセキュリティシステムの運用に携わっています。

―今回は新入社員教育についてインタビューさせていただきます!まずは新入社員教育全体の流れや感想を教えてください。
神谷:入社後3ヶ月はオンラインと対面を組み合わせた形式で、グループ会社合同の新入社員研修がありました。また、この期間中に社内研修の時間もあり、社内ルールや制度、部署についても教わりました。
富田:7月からは、合同研修では学ばなかったインフラ関連の研修を社内で行いました。ネットワークやサーバ、Linux、クラウドといった基礎知識を、主にeラーニングで学んだので、ある程度自分のペースで進められたのが良かったです。その後は配属先での研修となり、内容や期間は部署によって異なります。私の場合は約1ヶ月座学中心のOJTを受けました。
神谷:私の配属先では、全体研修では扱わなかったメインフレームについて、先輩社員から直接講義を受けました。毎日異なる先輩が担当してくださり、部署メンバーとの交流の場にもなりました。研修全体を通して、ITの基礎から専門的な内容まで段階的に学べる手厚い研修だと感じました。また技術面だけでなく、ビジネスマナーや報告書の書き方などビジネススキルの研修もありました。社会人としての考え方や姿勢も身につき、安心して現場に出る準備ができたと実感しています。
―ありがとうございます。ここからは各研修の詳細やシスターブラザー制度について順番に聞かせてください!

集合研修ついて
―集合研修の内容や雰囲気を教えてください。
富田:集合研修の具体的な内容としては、
・ビジネスマナー講習
・ITの基礎的知識学習
・プログラミングの基礎
・チーム体制でのシステム開発演習
・プレゼンテーションの基礎
などIT基礎の学習から始まり、ビジネスマナーやプレゼンテーションの仕方まで社会人として必要な知識を幅広く学べました。
神谷:グループ会社の新入社員100名以上が集まり、ほとんどが初対面という環境で行われた集合研修は、適度な緊張感がありました。講師による座学中心の研修では、知識を身につける場として全員が集中して取り組んでいました。一方で、グループワークやコミュニケーションに関する講義、レクリエーションでは、相互理解を深めながら関係性を築くことが重視されており、学ぶ場と交流する場が明確に使い分けられていました。全体として、専門知識の習得だけでなく、人としての成長や協働意識が育まれました。
―密度の濃い3ヶ月間でしたね。特に研修の中で苦労したことや印象に残っていることはありますか?
富田:IT未経験ということもあり、専門用語やプログラムのアルゴリズムが難しかったです。分からないことは同期や演習中のチームメンバーと互いに教え合うことで徐々に理解が進んだことから、同期の大切さやグループ間交流の重要さを改めて感じました。チームメンバーとは普段から研修内容以外の雑談も積極的にすることで、自然と一体感が生まれ、一人で抱え込まず相談できたように思います。
神谷:私が集合研修で特に印象に残っているのは、「すべてを教えてもらえるわけではない」という点です。IT基礎の講義を受けた後に行われる開発演習では、研修内で扱っていない内容についても、自分で調べたり考えたりしながら答えを導き出す必要があり、最初は驚きと難しさを感じました。学んだ知識をそのまま使うのではなく、基礎として積み重ね、どのように応用できるかを自分で考えることが求められていました。その中で私が意識していたのは、積極的に周囲に相談することです。答えを教えてもらうことを目的とするのではなく、対話を通じて考え方や理解を深めることで、主体的に学ぶ姿勢を身につけることができたと感じています。
シスターブラザー制度について
―シスターブラザー制度ではどんなことをしましたか?

※シスターブラザー制度については、こちらで紹介しております。
神谷:入社から半年は週に1回、その後は月1~2回ほど実施しています。前期(4-9月)は仕事に対する不安が強い時期だったので、会社の制度や業務の話が中心になっていました。研修よりも気軽に会話ができるので働き方のイメージがさらに明確になりました。2年目の女性社員の方が担当だったのですが、今や同じ部署の先輩です!
後期(10-3月)は同じく2年目の男性社員の方に担当していただきました。プロジェクトに配属された後だったので実務上の悩みや出来事を相談しましたが、振り返るとほとんど雑談だったような気がします。各期間中1回ずつ食事会もあり、研修や実務の合間にほっと一息つけるような時間でした。
富田:最初は3年目の女性社員の方がメインの担当になってくれました。気になることをなんでも聞ける雰囲気を作ってくださり、とてもありがたかったです。また真面目な話以外に雑談もたくさんしてくださり、このシスブラという場を毎回とても楽しみにしていました。
後期は2年目の男性社員の方がメインになりました。この期間は主に配属後、業務に慣れてきたころに出てくるような悩みや不安を相談し、先輩方はどのように悩みに対処していたのかなど具体的なお話をたくさんしていただき、非常に勉強になりました。総じてこのシスブラという制度に大変感謝しています。

配属後研修と現在の業務について
―配属後研修について教えてください。
神谷:配属後は、約1ヶ月間にわたりメインフレームに関する研修を受けました。メインフレームの概要や基本的な操作方法、プログラムの内容などについて体系的に学ぶ内容です。
研修中は部内の先輩社員が日替わりで講師をしてくれました。部内のコミュニケーションを深める目的で基本的に対面だったということもあり、気軽に質問しやすい環境でした。テキストに沿った説明に加えて、プロジェクトの実体験を交えながら教えていただけたため、知識を身につけるだけでなく、実際に働くイメージが持てました。プロジェクト配属後は別のプロジェクトの方と直接お話しする機会が減るため、この期間は振り返ってみてもとても貴重な時間だったと感じています。
富田:私の部署も研修期間は約1ヶ月です。お客様の環境や各システムの詳細、そして自身の担当するセキュリティシステムについて学びました。研修の方式としては、各システム担当者の先輩方からリモートもしくは対面で説明を受ける形でした。研修担当の先輩方一人ひとりが、新人教育のための資料を準備してくださり、内容の復習をすることもできたため非常に助かりました。また現場の環境に慣れるため、基本的にこの期間はお客様のオフィスに出社していました。その後は状況に合わせてリモート勤務中心で働いています。
―集合研修や配属後研修以外に学ぶ機会はありましたか?
富田:はい、「セキュリティキャンプ」という社内の勉強会に参加しました。
この勉強会はセキュリティをテーマにした社内コミュニティとして月に1回程度開催されています。
毎回テーマや登壇者が変わり、セキュリティの基本から最新のトピックまで幅広く学べる場となっています。
説明も初学者にとってわかりやすく、IT未経験でもセキュリティに触れる良いきっかけになるのではないかと思います。
神谷:私もセキュリティキャンプに参加しました!私はセキュリティ分野をメイン業務にしているわけではありませんが、日々の業務とは異なる視点で学べる点が魅力です。
それ以外にも、外部研修や社内勉強会にいくつか参加しています。
● IBM社主催 若手技術者交流会(外部研修)
メインフレームベンダーである IBM 社が主催する、メインフレームに携わる若手エンジニア向けの交流会です。業務内容や悩みを他社のエンジニアと共有したり、先輩エンジニアによるパネルトークを通じて、今後のキャリアについて考えたりできる貴重な機会でした。
● 量子コンピュータに関する社内講義(社内勉強会)
量子コンピュータを勉強している先輩社員による講義に参加しました。
実務に直接関係しない内容であっても、知識を共有するために社員が自発的に講義を開催してくれることがあります。そうした学びの機会を大切にし、積極的に参加することで、視野を広げ幅広い知識を身につけています。
このほかにも、有料の外部研修や、数日間にわたる研修を受講している社員もいます。会社全体として、社員一人ひとりの「学びたい」という意欲を尊重してくれる風土ができていると感じます。
―入社して1年、お二人は現在、具体的にどんなお仕事をされていますか?

神谷:私は銀行で利用されているメインフレームのバージョンアップ作業に携わっています。メインフレームは銀行業務を支える上で非常に重要なので、バージョンアップによって「どこがどのように変わるのか」「これまで動いていたシステムに影響が出ないか」を一つひとつを慎重に確認しなければいけません。そのため、一つのバージョンアッププロジェクトに1年以上かかることもあります。
私が現在担当している業務は、研修で学んだ内容だけで完結するものではなく、日々自分で調べたり、先輩に教わったりしながら取り組んでいます。まだまだ学ぶことだらけなので、実務を通して少しずつ理解を深めながら仕事をしている段階です。
富田:現在は航空業界のお客様のグループ全体で利用しているセキュリティシステムの運用業務に携わっています。私が主に行っている業務は、システムにおける定例作業や不定期で発生する問い合わせ対応とそれに伴う調査・分析などです。グループ全体に影響のあるシステムですので、変更作業によって障害を起こさないよう常に緊張感がありますが、無事に完了できた時にはとても達成感があります。基本的に作業は手順書に沿って進めますが、システムを深く理解するにはそれだけでは不十分だと感じています。特にイレギュラーな問い合わせも多いので、先輩方の対応方法から学び、さまざまな知識や考える力を身に付けることを意識しながら業務をしています。
―業務のなかでもっともやりがいや成長を感じた場面を教えてください。
富田:お客様からの問い合わせに自ら対応案を提案できた時です。
これまで先輩方から教わったことや、先輩方の対応を思い返し、自分なりの案を考えられたことで成長を実感しましたし、実際に採用された時には大きなやりがいを感じました。また私はもともと航空機が好きなので、仕事を通じてこの業界を支えているという思いもやりがいにつながっています。
神谷:私が最も成長を感じたのは、今後同じような作業を行う人のガイドとなる作業実施記録を作成し、チームに共有できたことです。ある作業中にトラブルが発生し、その対応内容をもとに記録をまとめる機会がありました。実際に起きたことや対処内容だけでなく、その事象が発生した理由や再発防止策、対処方法を整理しました。自分が作った資料が、これから作業する人の助けになると考えたとき、エンジニアとしてのやりがいを感じると同時に、成長の手ごたえを感じました。

入社して約1年間の振り返りと今後について
―入社して1年間、さまざまな研修を受けてみて、特に良かった研修や身についたことを教えてください。
神谷:特に印象に残っているのは「ロジカル・ライティング研修」です。配属から2ヶ月が経ったころに受けたのですが、ちょうど上司への報告やメッセージの書き方に悩んでいた時期だったため、とても役立ちました。その時に使用したテキストは、今でも文章を書く際に見返すほど大事にしています。
富田:私は集合研修の開発演習が印象的です。プログラミングという今まで触れたことのなかった技術をまるで実務のような体制で取り組めたことで、ロジカルな思考やチームでの動き方が身につき、その後の社会人生活において非常に役立っていると感じます。この演習のおかげで、実務でプログラミングをする・しないに関わらずITに従事する社会人として必要な成長をすることができたと実感しています。
―二人とも文系出身ですが、苦労はありましたか?
神谷:文系出身の私が最初に苦労したのは、文章の書き方でした。つい文学的で長く、主観的な表現が多くなってしまうのですが、業務上は簡潔さを意識する必要がありました。研修で学んだコツを思い出しながら、「これは文学作品ではない」と自分に言い聞かせて書くようにしています!
一方で、入社前に不安に感じていた技術や知識の面については、研修で基礎から丁寧に教えてもらえたため、問題なくクリアできました。配属後は、それぞれの業務に必要な知識を一から身につけていくため、学生時代の専攻は大きく影響しないと感じています。理系出身の社員でも専攻によって得意分野は異なり、同期それぞれが違う専門性を伸ばしています。大切なのは学ぶ姿勢であり、文系だからと必要以上に不安に感じなくても大丈夫と思えるようになりました。
富田:私は、新人研修の序盤は情報系出身の同期との知識や技術力の差を実感し、不安を感じていました。ただ、その差というのは研修中に学ぶ意欲を持ち続ければ縮めていくことができますし、実際文系出身でも経験者と同等の難しい課題をクリアしている同期もいました。私自身も徐々に不安は消え、今は自信を持つことができています。実際に研修中の開発演習において、スケジュールより早く自分のタスクを完了させ、周りのメンバーの補助をすることができた時や、配属後に先輩から「期待以上の活躍をしてくれている」と言ってもらえた時に、文系でもIT業界でしっかりとやっていける!と強く実感しました。
―4月からは教えてもらう側だけでなく先輩として教える側にも立つことになりますね。最後に、どんな先輩になりたいか今後の目標を教えてください。
富田:私の先輩方がそうであったように、質問しやすい雰囲気を持ち、自然に後輩の疑問や不安を引き出せる先輩になりたいと考えています。入社してすぐは特に何を聞いていいかもわからないことが多いと思います。そのため、私はそういった後輩のサポートができる先輩になっていきたいです。
神谷:技術面ではまだまだ未熟ですが、「この人になら相談しても大丈夫」と思ってもらえる、信頼のおける先輩になりたいです。私自身、配属後の上司の方は忙しい中でも常に優しく、わかるまで丁寧に説明してくださったことに何度も助けられてきました。忙しくなると余裕がなくなってしまいがちですが、人を大切にし、後輩が安心して成長できる環境づくりにおいて、貢献できる先輩でありたいです。そして、いつかは技術面のサポートもできるようになりたいです!
