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ソリューション開発部の新人研修に密着!(2024年度版)

こんにちは!ソリューション開発部 (以下ソリ開) の佐藤です。

私は2024年度に新卒で入社し、グループ会社である株式会社CACグループの合同研修が終了した7月からソリ開に配属されました。

本記事では、2024年度の研修内容について紹介します!
この内容が就職活動中の学生や、これからエンジニアを目指す方々の参考になれば幸いです。

自己紹介

情報系大学院卒。
Java、Webアプリ開発 (HTML、CSS、JavaScript) 、Linux、Gitの学習経験あり。
入社後の4月~6月には、グループ会社の合同研修を通じて、JavaやSQL、Webアプリの基礎を学習。

研修スケジュール

研修スケジュール

研修はこのような流れで進み、2ヵ月をかけて「チーム開発のための知識」「JavaやSQLの基礎知識」「Web開発の基礎知識」を中心に学びました。

研修形態

ソリ開は在宅勤務の社員がほとんどということもあり、例年通り研修は完全オンラインでおこなわれました。

ここでは、ソリ開新人研修の特徴を4つ紹介します!

朝会

朝会では、前日におこなったことと当日の予定を報告します。

さらに、困ったことがあればその場で相談できるため、疑問を抱えることなく、安心して研修に取り組めました!

通話

研修中は、新人同士のWeb会議をつないだまま作業していました。

研修を進めていく中でわからないことや自分の理解が正しいのかを、新人同士で気軽に確認できたのでスムーズに進められました。

先輩方とのローテーション交流

午前と午後にそれぞれ30分ほど、先輩社員が通話に参加してくださいました。
研修中の疑問に答えてくださり、さらにプロジェクトの具体的な話を共有していただきました。

こうした機会があったおかげで、プロジェクト配属後のコミュニケーションへの不安が軽減され、大変助かりました!

日報

1日の終わりには、作業内容や気づき、そして翌日の予定を日報にまとめました。
日報を書くことで、進捗の管理やその日学んだ内容の整理ができました。

1日の流れ

9:30出勤朝会・メールチェック・予定確認
10:30朝会進捗確認・連絡事項の共有・研修内容の質疑応答
10:45研修作業
13:00昼休憩
14:00研修作業
18:00終業準備日報記入・勤怠時間記録
18:15退勤

基本的にはこのような流れで研修を進めましたが、個人の予定や進捗に合わせて柔軟なスケジュールで取り組めます。

例えば、夜に予定がある日は早めに勤務を開始したり、一定時間業務を抜けたいときは前後の日で調整したり、自分たちで業務の調整をおこないました。

研修内容

内部研修

チーム開発のためのツール

チーム開発では、複数人で同じファイルを編集することが頻繁にあります。その際、コードやドキュメントの変更履歴を管理するために、バージョン管理ツールであるGitやSubversionがよく使用されます。

研修では、Gitは「サル先生のGit入門」、Subversionは先輩方が作成してくださった利用ガイドを参考に基礎知識をインプットした後、課題を解くことで理解を深めました。
Gitは個人でシステム開発をする際に使用することがありました。しかし会社では複数人での開発が基本となるため、先輩社員から実際の運用について教えていただき、とても勉強になりました。

Java

Javaはバックエンド言語の一つで、Webアプリケーションの裏側でおこなわれる処理を記述するために使います。また、ソリ開では使用頻度が高い言語です。
具体的な処理の例として、ユーザーがWebサイトにログインする際、ブラウザで入力されたユーザー名とパスワードをデータベース内の情報と照合し、合致したらログインを許可する、などが挙げられます。

プロになるJava」という書籍に沿って、プログラミングの基本である「変数とは何か」から順に学びました。
学生時代や合同研修でJavaの基礎は学びましたが、この研修ではこれまで深く触れる機会がなかった例外処理やテストといった業務に必要不可欠な知識を、しっかりと学べました。

データベース&SQL

SQLはデータベースを操作するための言語で、データを追加するときや検索するときに使います。

書き込み式SQLのドリル」に沿って、書籍と同じデータベース環境を手元に作り、実際にSQL文を書いて進めました。
自分で書いたSQL文を実行し、その結果どのようなデータを取得したか確認できたので、データベース操作のイメージを掴めました。

Webアプリケーション基礎 (HTML、CSS、JavaScript)

HTMLはWebページの構造を作り、CSSはデザインを整える役割を持つ言語です。
JavaScriptはWebページに動きをつけるための言語であり、例えばボタンが押されたときにどのような動作をするか記述するために使われます。

HTML、CSS、JavaScriptを使って簡単な電卓を作成しました。
(JavaScriptに関しては、JavaScript Primerを読みながら進めました。)
電卓の見た目をHTMLやCSSを使って作成するところから順番に課題が用意されているので、初学者でも進めやすい形式になっていました。

Linux

Linuxは、WindowsやmacOSと同じくOSの一種です。オープンソースかつ自由にカスタマイズできるので、IT業界で広く利用されています。

Linuxの基本操作を学び、Webサイトを公開するサーバーを動かす体験をしました。
基本的にターミナルでコマンドを入力して操作するので、さまざまなコマンドを使ってファイルの転送やサーバーの立ち上げを体験しました。

アルゴリズム

出力するものが決まっていて、その出力を得るまでの過程をアルゴリズムといいます。
例えばソートアルゴリズムだと「どのように並び替えるか」の部分です。

ソートや探索のアルゴリズムについて、考え方や実際にコードでどう記述するのかを調べながら学び、理解を深めました。

卒業課題

すべての研修の学習項目を終えた後、最後に卒業課題として3問の課題に取り組みました。

課題の内容は、先輩が書いたコードを基に修正が必要な箇所を直したり、新しい機能を追加したりするものでした。また、課題が完了した後は自分たちが追加したコードをアップロードし、既存のコードと統合しました。

コードの修正・追加から統合までの一連の流れを体験することで、実務に近い経験を積むことができました。

外部研修

研修の後半に、下記2つの外部研修をオンラインで受講しました。

モダンJavaScript入門 (2日間)

JavaScriptの基礎的な内容や文法について学びました。

演算や条件分岐などの基本的な書き方から、Webページ上でクリック操作をおこなった際に関数を実行させる方法まで、体系的に学べました。

Spring Boot 3 ではじめる Webアプリケーション開発入門 (3日間)

Spring Bootとは、JavaでWebアプリケーションを開発する際に、作業をより簡単かつ効率的に進めるためのフレームワークです。

合同研修でもSpring Bootを使用していましたが、フレームワークは便利な反面、裏でおこなわれていることを知らずに実装できるので「なぜ動くのか」がわからない部分がありました。
この研修では、Spring Bootの仕組みを基礎から学べたので、これまで抱えていた疑問をしっかりと解消できました。

ふりかえり

月に1度、部長と先輩との3人で、KPTというフレームワークに沿って振り返る「ふりかえり」の会をおこなっています。

詳しいふりかえりの内容については、以下のブログをぜひご覧ください。

最後に

今回は、ソリ開の2024年度新人研修について紹介しました。

私は学生時代にWebアプリ開発 (HTML、CSS、JavaScript) をしていたので、これらに関連する分野については、わからない部分を少しずつ補強していく形で学びました。一番学習時間を割いたのはJavaで、特にSpring Bootは初めて学ぶ内容が多いことに加え、中身を理解しなくても動作してしまうため、疑問を残さないように意識して取り組みました。

今回の研修は完全オンラインということでコミュニケーション面がかなり心配でしたが、同期とは対面に近い雰囲気で話しながら進められました。また、先輩方との交流の場も多く設けていただいたおかげで、不自由なく研修に取り組めました。

この記事でアークシステムやソリ開に興味を持っていただけたら嬉しいです!座談会でお会いするのを楽しみにしてます!

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