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ソリューション開発部の新人研修を大公開!(2023年度版)

こんにちは!ソリューション開発部の松本、筒です。
本記事ではソリューション開発部の2023年度新人研修について、そしてプロジェクト配属後の様子について紹介します。

就活を控えている学生や、第二新卒などでこれからエンジニアを目指す方の参考になれたら幸いです。

自己紹介

松本:2023年7月に開発未経験で中途入社。
前職はIT業界で開発運営経験はあるものの、総合職のため技術職は未経験。
プログラミング経験も前職の研修で簡単なタイピングゲームを作成した以外は、Java・HTML・CSSの基礎を独学したのみ。

筒:文系学部卒・2023年新卒入社。
学生時代にHTML・CSS・Pythonに少しだけ触れた経験あり。
入社後の4月~6月には、グループ会社の合同研修を通じて、Java・SQL・Webアプリの基礎を学習。

研修スケジュール

研修スケジュール

研修形態

ソリューション開発部は在宅勤務の社員がほとんどということもあり、今年も研修は完全オンラインでおこなわれました。
オンラインに適応した仕組みやツールの活用が進んでいたため、オンラインだから困るということはまったくありませんでした!

・朝会

研修期間中は、毎朝研修担当の先輩方と朝会をおこないます。
朝会では「前日におこなったこと」「本日おこなう予定のこと」「質問・困っていること」を、研修者それぞれが報告します。

「困っていること」を相談する時間がプログラムとして設けられていたので、ちょっとしたことでも相談しやすかったです!
実務でも欠かせない作業報告の練習にもなりました。

・チャット

直近で困っていることがある時は、チャットツールで先輩方に質問を送れました。
いつも迅速に対応いただいたので「長時間困ったまま何もできない…」といった事態は起こりませんでした。

また質問をわかりやすく・端的にまとめることは、実務でも非常に重要です。
先輩方から「質問を受ける立場としては、こういう情報を伝えてほしい」など、質問の仕方そのものにもアドバイスをいただけました!

・通話

研修中はマイクとカメラをOFFの状態で、新人同士のWeb会議を繋いだままにしていました。
困ったときに適宜マイクをONにすることで、スムーズに相談しながら研修を進められました!

・先輩方とのローテーション交流

午前/午後にそれぞれ30分ほど、さまざまなプロジェクトの先輩方が日替わりで様子を見に来てくださいました。

先輩方の自己紹介・各プロジェクトの業務内容・雑談・新人へのTipsなど、本当にいろいろなお話を聞けました!
オンラインであっても、部内の状況や先輩方のお人柄を知ることのできる貴重な機会だったと思います。

・日報

その日の活動を毎日「日報」という形でまとめていました。項目は主に「本日の業務内容」「明日の業務内容」「所感(課題)」の3つです。その日学んだことの整理に役立ちました。

また日報は部内の研修用ページで共有されるので、今年度の新人同士や、過去の先輩の日報を読んで参考にできました!

一日のスケジュール

9:30出勤朝会準備・メールチェック・予定確認
10:30朝会進捗確認、連絡事項の共有、質疑応答
10:45研修作業
13:00昼休憩
14:00研修作業
18:00終業準備日報記入、勤怠時間記録
18:15終業

個人の予定や進捗に合わせて、柔軟なスケジュールで取り組めます。

「夜に予定がある日は、少し早めに勤務開始して普段より早く終業する」
「一定時間業務を抜けたいときは、その分の業務を前後の日に調整しておこなう」
など、研修期間中も自分たちで業務の調整をおこないました。

研修の内容

研修は先輩方が事前に作成してくださったスケジュールに従って進めました。
用意していただいた読み物や書籍に沿って、実際に手を動かしながら理解を深め、最後には外部研修の受講や課題に取り組むことで、今後の業務に必要な基礎知識が定着するようになっていました。

昨年と同様の内容(「チーム開発」「アルゴリズム Linuxなど」)については割愛いたしますので、昨年度のブログもぜひ合わせてご参照ください。

内部研修

・Java

「プロになるJava」という書籍に沿ってJavaの基本を学びました。
書籍にはたくさん練習問題やソースコードサンプルがついているため、読むだけでなく実際に手を動かしながら学ぶことで、理解を深められました。

変数とは何か、というプログラミングの基本から始まり、例外処理やテストといった必須の知識を得たうえで、最後はSpring Bootを使用してのアプリケーション開発についても学びました。
グループ会社での合同研修よりもやや難易度が上がったため、歯ごたえのある内容でした。

・データベース&SQL

「書き込み式SQLのドリル」を読みながら、SQLについて学びました。
書籍は書き込み式の形式をとっているのですが、研修では書籍に書き込むのではなくSQLドリルの環境を手元に作り、実際にSQLを書いてデータの入っているデータベースからデータを抽出する、より実践的なことをおこないました。

・SQLエクササイズ(先輩からのSQL問題)

「書き込み式SQLドリル」が終わった後に、先輩がよりレベルの高い問題を用意してくださいました。
難易度が書籍から大幅に上がったため、四苦八苦しながらも他の研修の合間に気分転換に解くことで、よりSQLへの理解を深めました。

・Webアプリケーション基礎

HTML・CSS・JavaScriptの研修として、簡単な電卓を作成しました。
電卓の見た目を作るところから順番に課題が用意されており、初めてHTMLやCSSを学ぶ人でもスムーズに進められるようになっています。

見た目が出来上がると、いよいよJavaScriptで電卓の機能を作ります。
JavaScriptは初めて学ぶ言語だったため、JavaScript Primerを読みながら取り組みました。

これまでの書籍準拠の研修とは違って、先輩方からいただいた筋道に沿って自力でコードを書く課題で、明確な回答もないため、思うようにいかない部分が出始めて時間がかかることもありました。

その一方で、簡単なものとはいえ自分で調べながら一つのアプリケーションを作れたので、より実践的な内容に取り組んでいるという実感やプログラミングをしている実感がわきました。

・卒業課題

すべての研修の学習項目を終えたら、最後に卒業課題として3問の課題に取り組みました。

先輩が書いたコードを基に、修正が必要な箇所を修正したり、簡単な機能を追加したりする問題で、一番実務に近い内容の研修でした。
実際に書くコードとしては数行ではありましたが、既存の機能を読んで理解するのに時間がかかり、「コードを読む」という練習にもなりました。

また課題ができたら自分たちが追加したコードをアップロードし、すでにあるコードと統合する必要があります。

これらは実務でも頻繁に登場するのですが、すでにあるコードからの変更にあたって先輩からのレビューをいただくことで、コードの内容そのもの以外でも自分たちが追加したコードをどう説明するべきなのか、レビュワーに伝えるべき内容は、などアドバイスをいただけました。

・プロジェクト配属準備

卒業課題終了をもって用意されていた研修プログラムは完了になるため、残りの研修期間はそれまでの復習やプロジェクト配属に向けての準備を進めました。

私たちは配属予定のプロジェクトでDBFluteというO/Rマッパーを利用していることを伺っていたので、その環境準備やハンズオンを進めていきました。

これまでの研修内容とは違って、経験者向けに書かれている内容が多く、環境準備からうまくいかないことや、知らない用語だらけでハンズオンで書いてある内容の理解に時間がかかることもありましたが、相談しながら腰を据えて取り組むことで、少しずつハンズオンに記載されている内容を実現できるようになりました。

まだ実際に使われているコードを読んで、引き続き少しずつ慣れている状態ですが、配属先で実際によく使用されているのを見るため、研修期間中に時間をゆっくりとって学習出来たのが非常にありがたかったな、と実感しています。

外部研修

研修の終盤(8月中旬~下旬ごろ)に、下記2つの外部研修を受講しました。今年はどちらもオンラインでの実施のため、普段の研修と変わらない姿勢で臨めました。

・ Spring Boot 3 ではじめるRESTful Web Service開発入門

「プロになるJava」でもSpring Bootについては学びましたが、書籍とは違う考え方でのWebアプリについて教えていただきました。

またこれまで研修で学んだ内容を踏まえての説明や、書籍で読んだだけでは理解しきれていなかったSpring Bootの基礎についても掘り下げて説明していただいたため、研修の終盤で受けることで、より研修内容の理解を深められました。

・モダンJavaScript入門

JavaScriptを初めて学ぶ人向けの、JavaScriptの基礎に関する研修を受講しました。
受講時期が、Webアプリ制作研修より後だったため、自分で調べて取り組んだ内容が間違っていなかったことの再確認をしたり、また初歩から体系立てて学びなおせたことで知識の整理をし、自信につなげられました。

研修期間中の感想

バッファを設けてのスケジュールを組んでいただけていたので、焦らずに余裕をもってじっくり各学習内容に取り組めて、着実にステップアップできました。
新人同士でも先輩方にも気軽に相談できる環境が、とてもありがたかったです。

また実践的な内容が多かったため、配属されてからもギャップを感じることなく、学んだことの発展としてスムーズにプロジェクトの内容に取り掛かれました。

<松本(中途入社): 感想>

中途入社にもかかわらず、しっかり時間を設けた研修を受けられることに感動しました!
前職で未経験だったため配属当時は不安を抱えておりましたが、基礎的なことから学べ、また、内部研修だけでなく外部研修を受講することや課題での知識定着のフォローがされていたことで、着実に理解が深まっている、という安心感を持ちながら研修を進められました!

<筒(新卒入社): 感想>

新卒入社の場合、4~6月にかけてグループ会社の合同研修(基礎レベル)を受講してから、7~8月にソリューション開発部の研修を受けます。
部の研修は合同研修の復習&発展レベルだったため、入社時の基礎的な研修から継続して、無理なく理解を深められました!カリキュラムを進めていく中で、達成感や、学んだことが身についている実感が得られて、楽しみながら研修を受けられました。

配属後

研修は2か月で終わりになりましたが、プロジェクトに配属された9月以降はOJTが続いていきます。

定期的な1on1・ふりかえり

プロジェクト内で週1回・プロジェクトを横断して月1回の頻度で、その期間にあったことをKPTのフレームワークに沿って振り返る「ふりかえり」の会を継続して行っています。

「ふりかえり」に焦点を当てた紹介記事もございますので、ぜひご覧ください。

・プロジェクト内

いつも一緒に仕事をしている先輩・マネジャーと週1回開催しています。

同じプロジェクトの先輩から、自分たちの仕事の進め方について直接アドバイスしていただけるので、直後の仕事に直結する学びが得られます。また、その週に出た「なんとなく気になるけど、今すぐ聞くほどではない…」レベルの疑問をまとめて解消できる場でもあります。

・プロジェクト外

部長&他のプロジェクトの先輩社員と月1回開催しています。

KPTのフレームワークにしっかり沿って、その月の良かった点&問題点を、「それはどうして?」とどんどん深掘りしていく形で進めています。
タスク一つひとつではなく、より全体的な課題を発見できる場です。また、プロジェクト外の視点から意見をいただける貴重な場でもあります。

実務について

※松本・筒ともに、同じプロジェクトで一緒に作業を進めています!

プロジェクト配属後は、とある企業のBtoCサービスの案件に入り、初めて実務でコーディングをおこないました。

研修を終えたばかりで出来るのだろうか、という不安もありましたが、これまで学んだことを実践しつつ、わからないことやうまくできないことは調べたり相談しながら進めることで、無事に初めての業務をおこなえました。

自分たちが書いたコードがリリースされた時は、とても嬉しかったです!

その後もいくつかの実装をおこなった後、現在は別のプロジェクトに異動しました。
既存のコードを読んで理解を深めたり、単体テストを実施したりと、初回の配属先とは別の業務をおこなっています。

他にも資料の作り方や考え方、より良い相談の仕方など実務を通して学んでいますが、着実に前よりもできることが増えているのを実感しています。

研修期間だけでなく、配属後もたくさんの先輩方に引き続きフォローアップしていただけるため、安心して実務に取り組めているのが本当にありがたく感じています!

最後に

ソリューション開発部の2023年度新人研修と、プロジェクト配属後の様子について紹介しました。
エンジニアとして働き始める際のイメージが少しでもできれば幸いです。

ご興味を持っていただけた方は、ぜひ一度お会いしましょう!お待ちしています!

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