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OJTって何するの?システムエンジニアのOJTをご紹介!

こんにちは。ソリューション開発部の西村です。
前回はソリューション開発部の新人エンジニア研修についてご紹介しました。

今回はその後に行われるソリューション開発部のOJTについて、私の約1年間(※)の実体験をもとにOJT期間の1日の流れやOJTで身につくスキルなどをお伝えしたいと思います。
(※2019年9月~2020年8月現在)

就活中の学生さんやアプリケーションエンジニアのOJTに興味がある方の参考になれば幸いです。

前回の記事はこちら。

OJTとは

OJTとは「On the Job Training」の略で、実務を通じて仕事に必要なスキルを身につける教育訓練のことをいいます。職場の先輩から直接指導してもらうことで、より実践的な知識や思考力、技術を身につけることができます。

一般的には新入社員1人につきトレーナーが1人付く形が多いようですが、私の職場では同じプロジェクトの先輩方全員がトレーナーとして要所要所で指導してくださいます。

OJT期間の1日の流れ

OJT期間の1日のスケジュール例です。

朝会

チームメンバーの前日の作業内容、当日の作業内容、相談事などを共有します。
研修期間中と異なり、プロジェクト全体の進捗状況の確認、担当タスクの割り当て、担当タスクの工数(作業時間)の見積もりなども行います。

作業

Webシステムの新規機能の実装設計書の作成など割り当てられた担当タスクを進めます。また、先輩にかかってきた電話の取次ぎや、自身が窓口となって行うお客様とのやりとりがあったりします。

打ち合わせ

お客様との打ち合わせに議事録係として同席します。打ち合わせでは現在着手している案件の進捗を共有したり、次期案件の内容や納期を確認したりします。お客様の会議室へのご案内や、会議終了後の出口までのお見送りも業務の一環です。

進捗確認

担当タスクを進めるために消費した工数を工数管理シートに入力します。
残工数と担当タスクの進み具合をみて、遅延が生じている場合は先輩に報告します。

OJTで身につくスキル

業務を通じて身につくスキルには次のようなものがあります。

  • 実務に即したコーディング技術
  • 工数の見積もりスキル
  • コミュニケーション能力

実務に即したコーディング技術

OJTでは実際にサービスとしてお客様に提供するシステムを触りながら、その中で使われている技術について理解を深め習得していきます。

分からないところは実務経験の豊富な先輩方に教えていただけるので、実践的なコーディング技術やシステム開発の知恵を身につけることができます。

工数の見積もりスキル

工数の見積もりが正確であれば、計画通りにプロジェクトが進みやすくなります。

プロジェクトの納期を守ることはお客様の私たちに対する信頼性を向上させることにつながるので、このスキルは非常に重要なスキルといえます。

OJTで工数の見積もりを行うのは担当タスクが決定したタイミングです。

はじめのうちは見積もり工数と実績工数に大きな差が出てしまいますが、数をこなすにつれてだんだんと正確な工数が見積もれるようになっていきます。

コミュニケーション能力

エンジニアに必要なコミュニケーション能力は「誰とでも仲良くできる能力ではありません。エンジニアに求められるコミュニケーション能力は以下のような能力です。

  • 自分で書いたソースコードの意図を説明できる
  • 現在の作業内容をチームメンバーにわかりやすく伝えることができる
  • お客様のニーズを正確に把握できる

これらの能力を短期間で身につけるのは至難の業です。朝会での報連相や業務中の質問、顧客対応などを通じて少しずつ身についていきます。

アサインされたプロジェクトと取り組んだこと

「OJTって言っても最初はプログラミングと関係ない仕事から始めるんじゃないの?」「新人に任せてもらえる仕事なんてあるの?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、私がこの1年間で実際にアサイン(※1)されたプロジェクトとそこで取り組んだことについて参考までにご紹介したいと思います。

※1 アサイン: 「割り当てる」という意味。
※2 バッチ処理: あらかじめ登録した一連の処理を自動的に実行する処理方式のこと。

システム開発は基本的に、
要件定義 ⇒ 外部設計 ⇒ 内部設計 ⇒ プログラミング ⇒ 単体テスト ⇒ 結合テスト ⇒ システム総合テスト ⇒ リリース
という流れに沿って進められます。

OJTでは「単体テスト」や「プログラミング」の工程の中でも比較的簡単な作業からチャレンジします。そして、段階を踏んで少しずつ高度な業務をこなせるように訓練していきます。

リモートOJTについて

新型コロナウイルスの流行で出社が難しくなり、春からリモートワークによるOJTに移行したため、リモートOJTについても軽くふれておきたいと思います。

といっても、職場でのOJTと比べて業務の進め方はさほど変わりません。

今まで先輩やお客様と直接やり取りしていたのが、Microsoft TeamsやGoogleハングアウトなどのコミュニケーションツールを利用したビデオ通話や画面共有に変わったというくらいです。

ただ、リモートOJTでは先輩側からは自分の姿が見えないので、困ったり悩んだりしているときに気づいてもらいにくいです。現場OJTのとき以上に自分から報連相を積極的に行う必要があると感じます。

おわりに

今回はソリューション開発部のOJTについてご紹介しました。
OJTの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

私はこのOJTを通じて、研修中に学習したJavaやDBFlute(※3)の実践的な使い方を体得しました。

まだまだ勉強中の身ではありますが、自力でプログラムの修正箇所を見つけて修正したり、必要な情報を自ら集めて担当機能を実装したりするなど自走できる場面が増えてきており、1年前と比べてとても成長していると感じています。

現在は、管理会計システムの新機能のリリースに向けて細かい部分を絶賛修正中です!
先輩方とともにソースコードの修正や内部結合テストを頑張っています。

ご興味を持っていただいた方はぜひ一度お会いしましょう!お待ちしております!

※3 DBFlute: DB管理支援ツールを持ち、DBの変更に強いをテーマとしたO/Rマッパー

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