ママさんSEインタビュー
皆さん、こんにちは!事業統括部 採用担当の小澤です。
今回は育児と仕事の両立に奮闘する、ママさんSEのお二人にインタビューしました!
今回話をうかがったお二人は、社内でも最もママさんが多いチームに所属しています。
業務内容や業務環境、そして私生活と仕事のバランスをどのように保っているのか、多くの方から興味を持たれていたため、こちらのテーマについてたくさん質問に答えてもらいました。
ライフプラン、キャリアプランについて知りたい方、不安に感じている方の参考になれば幸いです。
ーー今日はよろしくお願いします。産休育休を経て、現在もSEとして活躍しているお二人にたくさんお話を聞かせていただきたいと思っています!早速ですが簡単に自己紹介をお願いします。
泉水:システムマネジメントサービス1部の泉水です。私は2016年に新卒で入社しました。
2歳の息子が一人いて、かなりやんちゃで苦労しています(笑)
最近は消防車や救急車など、はたらくくるまにハマっていて、車柄の服を着てお出かけすることもあります。
横山:同じくシステムマネジメントサービス1部の横山です。私は泉水さんより一年早い2015年に入社しました。
4歳と2歳の息子がいる四人家族です。
私はスキューバダイビングが趣味なので、子供が大きくなったら家族全員で楽しみたいと思っています。
今は我が家も車がブームみたいで、おもちゃをたくさん集めています。
ーーお二人とも元気な息子さんがいらっしゃるんですね!育児も仕事も忙しいと思いますが、1日のスケジュール はどんな感じですか?
横山:私の一日は大体こんな感じです。
業務に影響のない範囲でフレックス制を活用して、早く始めて早く終わるようにしています。
また私たちは基本的に在宅勤務ということもあり、子どもの送迎や家事をしつつ、しっかりと業務時間も確保できています。
7:00 | 起床 子どもに朝食を食べさせている間に自分の身支度 |
7:50 | 登園 |
8:15~12:00 | 業務 コーヒーをお供に業務開始 |
12:00~12:45 | 昼休憩 |
12:45~15:45 | 業務 |
16:00 | 退勤&お迎え準備 |
16:30 | お迎え |
17:00 | 帰宅 子どものおやつ&絵本&YouTubeタイム |
その間に夕食準備 | |
18:30 | 夕食 |
19:00 | お風呂 |
20:00 | 子どもの寝かしつけ |
21:00 | 夫婦で晩酌 |
23:00 | 就寝 |
泉水:私は横山さんより朝は遅めです。
7:45 | 起床 根気よく子どもを起こす |
8:00 | 登園準備 子ども向け番組を見せながら急いで朝食のパンと牛乳を出し、身支度まで終わらせる |
9:00 | 登園 第1希望が通らず少し家から遠めの保育園へ |
9:30~12:00 | 業務 |
12:00~12:45 | 昼休憩 |
12:45~16:30 | 業務 |
16:30 | 退勤&お迎え準備 |
17:30 | お迎え 帰り道で買い物(スーパーのカートに座ってくれない息子と格闘) |
18:45 | 帰宅 夕食準備 |
19:30 | 夕食 |
20:00 | お風呂 |
21:00 | 寝る準備 |
22:00 | 布団ではしゃぐ息子を止める |
22:30 | 一緒に就寝orベッドから抜け出して片付けタイム |
ーー フレックスも活用して柔軟に働いているんですね!お客様と関わることが多いと思うのですが、働く時間はお客様に合わせなくても良いのですか?
横山:はい、お客様もフレックス制を導入しているため、ある程度は柔軟に対応しつつ、できるだけお客様のコアタイムに合わせて勤務しています。
アークシステム自体はコアタイム無しのフルフレックス制ではありますが、お客様と連携することが多いので合わせられるところは合わせるようにしています。
また私たちのチームは社内でも珍しく、12名のうち7名が子育て中のママさんです。しかし毎朝メンバー全員で朝会を実施し、コミュニケーションを取ることで柔軟に働けていると思います。時短勤務のメンバーが会議に参加する場合は、コアタイムに設定してもらうようにしています。
ーーお客様とも良い関係を築きながら働けているんですね。それではここからは業務についてもう少し詳しくお聞きしたいと思います。お二人とも入社から8,9年ほど経ちましたが、その間の経歴を教えてください。
横山:入社後の初期配属では、システムマネジメントサービス部で大手人材会社のサーバ運用業務に携わっていました。
翌年の夏頃から現在まで某大手メーカーを支援するチームで働いています。
2020年1月に初めての産休に入り、2021年3月頃まで育休を取得していました。
その後4月から半年だけ職場復帰した後、2回目の産休育休のため2023年3月までお休みしています。そして4月にまた職場復帰して現在に至ります。
トータルで約2年半の産休育休を取得しました。
泉水:私は現在のチームに来る前は、メインフレーム基盤部に約3年間所属していました。
もちろんその時も仕事は楽しく、やりがいを持って取り組んでいました!
ただ当時はコロナ禍前で在宅勤務もほとんどなく、お客様先までの通勤時間が長かったため、将来もし子どもがうまれた時に育児の時間が取れるだろうか?と不安になる時がありました。
その不安を会社に相談した際に、育児中の社員が多くいる現在のチームを紹介していただきました。新しい環境に身を置いてみたい気持ちが強かったので2019年に異動し、現在まで横山さんと同じチームで働いています。
2021年9月~2023年3月まで約1年半の産休育休を取得し、4月から職場復帰しました。
ーーなるほど、ライフプランをしっかりと考え、会社と相談した上で働き方の調整ができたのですね。
そしてお二人とも同じチームで働いているとのことですが、現在のチームでは主にどのような業務に携わっていますか?
横山:私たちのチームは社内の中でも少し特殊で、SEというバックグラウンドを生かしながら、お客様のIT部門が対応する「SOX監査」の運用支援をメインにおこなっています。
SOX監査は企業の健全性を証明することを目的としており、企業にとって非常に大切なミッションとなっています。
私たちは定められたルール通りにシステム構築やシステム運用がおこなわれているか確認するため、モニタリングや棚卸(業務で利用しているIDが、利用実態との乖離がないかの確認)などを定期的に実施しています。また課題発生時にはお客様と一緒に考え、対策を講じるお手伝いもしています。
またSOX監査以外にも、お客様が実施していた運用業務を一部委託されています。社外ユーザのID登録や利用ソフトウェアの管理、関係会社への振替費用の算出などその業務は多岐に渡ります。
ーー日々細かいところまで気を配り、支援先企業が円滑に業務に取り組めるようにしているのですね。
業務の中で特にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
泉水:おっしゃる通り私たちの業務は細かいところまで気を配る必要があります。
その中でできる限り正確性を向上しつつ時間短縮できるように、業務の中で自動化・効率化できることはないかと常に考えながら取り組んでおり、実際に改善につながった時はとてもやりがいを感じます。
先日もメンバーからの提案によって効率化につながった例があるので、2つ紹介します。
【例1】
お客様から引き継いだ社外ユーザのID登録業務は、手作業のオペレーションが多く、非常に煩雑で時間のかかるものでした。そこから必要な要件を確認し、新たにワークフローを構築することで、今まで手作業で実施していたオペレーションを減らせました。
これによって作業時間は約1/3まで削減され、精度は格段に向上しました!
【例2】
モニタリングとは人がシステムを操作した際に出力するログ1件1件に対して、申請書と報告書の有無を確認する業務です。もともとお客様が全てのログを手作業で確認していました。
お客様から業務を引き継いだ後、ツールを導入することでモニタリングの自動化を実現しました。これによりモニタリングの時間は半減し、正確性を高められました。この作業時間が半減したことによる費用削減の提案は、お客様からの信頼向上に繋がったと思っています。
また自動化にともなう開発業務や運用していくなかでのメンテナンス業務で、技術的なスキル習得ができることもやりがいとなっています。自分たちの力でより良い支援ができ、結果としてお客様に頼ってもらえることを嬉しく思います。
ーーもっと効率的にできないか考えながら仕事を進めているからこそ、お客様からの信頼も得られているのですね。
現在は育児中のメンバーが多いチームで柔軟に働けているとのことですが、産休前に不安は感じていましたか?
泉水:はい、特に子どもの体調不良で急に休むことが多くなったらどうしようと不安でした。
しかし子どもが風邪を引いたときは眠っている間に仕事を進めることもあるので、事前に想像していたような、有給休暇を使い切ってしまったり、仕事が間に合わなかったりという状況にはなっていません。
またほとんどのタスクの期限はひと月単位で組んでいるので、もし自分が数日体調を崩しても挽回しやすいというのも助かっています。
横山:私も子どもの体調不良で現場に迷惑をかけることが心配でしたが、幸い元気な子なので休むことは少ないです!
あとは1年以上ブランクが生まれるので業務を忘れてしまわないか心配でしたし、復帰した時は実際かなり忘れていました(笑)
しかし復帰直後は、休み中に変わったことや、新しく追加されたシステムの説明をしてもらい、早く業務に慣れるための環境を作ってもらえたのはありがたかったです。
泉水:私も復職後は忘れていたことが多かったので、とにかくメンバーを頼ってたくさん質問して思い出していました。
どんな小さなことでも質問すれば必ず誰かが答えてくれるというフォロー体制があったのもとても助かっていました。
ーーチーム内で助け合うという環境が出来上がっているのはありがたいですね。他にもアークの環境や制度でよかったものはありますか?
泉水:フルフレックス制なので、始業時間が遅めでも大丈夫というのは助かっています。
また事前に業務の調整をすることで、保育園のイベントなどにも参加できています。
横山:産休育休を取ること自体に否定的じゃない雰囲気はありがたいですね。
戻ってきても歓迎してもらえますし、男性で育休を取っている人も多いので、女性だけでなく男性からの理解も得られている実感があります。
また在宅勤務で浮いた通勤時間を家事に使えるので、仕事と育児の両立もしやすいと思います。
ーー大変だとは思いますが、柔軟に働けているからこそ両立ができているんですね。
それでは最後に、今後のライフプランについて悩んでいる方、将来産休や育休の取得を考えている方、この記事を読んでいる学生のみなさまに向けて一言お願いします!
泉水:持ちつ持たれつの精神でいきましょう!
子どもの都合で業務に影響が出ることもあるかもしれませんが、周りの人の力を借りられるときは遠慮なく借りて、自分が助けられる場面では積極的に動くことが大事だと実感しています。
また自分の得意分野をつくって「これなら任せて!」と言えるものがあるといいなと思います。
横山:今は学生だからこそできることにいろいろ挑戦し、自分の長所を伸ばしてください。(短所を見つけることも大事!)
入社後、産休・育休を取っても職場はあたたかく迎えてくれます。お休みすることをマイナスに捉えず、プラスに考えて欲しいです。
私は子どもが生まれてから、目線が変わり視野が広がったという点でプラスに感じました!
ーー本日は貴重な経験談をたくさんお話いただきありがとうございました!
これからライフプラン、キャリアプランを考える皆さまの参考になればとても幸いです。