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プロジェクト参画直後!新卒システムエンジニアのリアルな本音

はじめまして。入社1年目ソリューション開発部(以下ソリ開)の高地です。

2022年4月に入社し、7月にソリューション開発部に配属されました。配属されてから2カ月間はソリ開の部内研修を受け、9月からプロジェクトに参加しています。

部内研修については別の記事で紹介していますので、以下の記事をご参照ください。

私は情報系の学科出身であるためIT初心者ではありませんが、この数カ月で非常に多くの学びがありました! 今回はその学びも含め、プロジェクトに参加してからの数カ月を振り返ってのアレコレを記事にしています。

この記事では、情報系の学部出身の私が学生の時に知りたかったことを書いているので、主に私のような学生さん向けの内容となっています。情報系出身でなくても、就活中の学生さんからよく聞かれる「毎日どんな流れで仕事をしているんですか?」や「どんなことに気を付けて仕事をしているんですか?」などの質問への回答にもなっているので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

プロジェクトに参加してからすること

どんな事をするプロジェクトか

お客様先のアプリケーション開発部隊に1チーム(5人)として参加しているプロジェクトに参加が決まりました。主にJavaというプログラム言語を用いたアプリケーションを開発しています。

具体的には、そのアプリケーションの機能を追加したり、バグを改修したりします。最近は、Javaのバージョンを上げるための作業がメインです。

1日の流れ

私のプロジェクトでは、「スクラム」に則って開発をしています。スクラムとは何かについては、以下の記事やスクラムガイドをご覧ください。

そのスクラムに則って、以下のような流れで1日と1週間が流れます。

1週間のスケジュール

なかなか聞きなれない言葉があると思いますが、ざっくり紹介します。私のプロジェクトでは木曜日がスプリント(開発工程の反復単位)の基準日になっています。木曜日は、前の1週間にやったことのレビューとふりかえり、金曜日は次の1週間に何をするか決めるプランニング、それ以外の日はプランニングで決めたことを消化する作業日となります。これに加えて毎日の「デイリースクラム」によって、スプリントゴールまでの進捗確認や調整を行い、その日の行動をスプリントのゴールに対して問題なくタスク消化できるように適応させます。

見てわかるように、結構作業としてとれる時間が少ないので、しっかり計画を立ててうまく時間を使う必要があります。私はまだわからないことだらけですので、先輩とペアプログラミングという形で一緒に作業を進めていますが、いずれは一人でも精度の高い予定を立てて、成果を上げられるように日々精進しています!

プロジェクトに参加してからの流れ

以下の図のような流れで進みます。後に詳しい内容を記載します。

プロジェクトに参加してから2カ月は研修としてのインプットとアウトプットが続きます。基本的には、用意された資料を用いて自分で計画を立てて進めていきます。わからないことや理解が進まないことが出たらメモにまとめて先輩に聞くなど、自分主体で研修を進めていきます。

プロジェクト参加後の流れ

参加直後~1週間

お客様先で使用するアプリのインストールやアカウントの発行などの初期セットアップ、勤務ルールの説明など働くための準備をします。

参加初日に大嵐で停電し、接続できなくなって退勤したのはいい思い出。

1週間~1カ月

お客様先で開発を行うアプリケーションに関する研修を受けます。研修用の資料を用いて一通りの使い方やアプリの目的をインプットします。

その後、そのアプリのソースコードやプログラム構成をインプットするために、別の研修用のオリジナル資料を用いて、簡単な機能を実際にローカル環境で作成しながら学習します。実際にコードを触ってみると、コードのどこが反映されて画面が変わるのか目に見えてわかるので、非常に理解が進みます。

1カ月~2カ月

次は学んだことをアウトプットすることを目的に、アプリに追加できる自分で考えたオリジナルの機能を作成します。この時、実際の製品と同じ環境で機能を作成します。

私はプロジェクトで新しい機能を作成するときと同じような流れを想定して、計画から作成する機能の考案、開発まで行いました。先輩方が行っている開発計画の立て方や既存の機能のプロジェクト構成などを参考にしながら順番にやってみましたが、何から始めたらよいか、何を計画として作ればよいかなどまったくわからず、また本番環境だと想像以上に複雑なプロジェクト構成になっており、既存機能の構成を理解するのも非常に難しいものでした。

でも、これらひとつひとつの疑問を先輩方が丁寧に教えてくださるので、少しずつ疑問点が解消され、だんだん形にできました。

最終的にはプロジェクトのレビューとして成果物を発表する機会もあり、チーム内だけでなく、お客様先の社員さんからもさまざまなアドバイスをいただきました。

以上のような流れでプロジェクト参加後の研修の期間は終了します。

3カ月~

いよいよ本格的にプロジェクトの作業に参加します。

最初はペアプログラミングという形で先輩とペアを組み、常に一緒に作業します。そこで、基本的な業務の流れをやりながら学び、わからないことはメモして後で先輩に聞いて解消します。

はじめは言われたことが何を意味して、何をすればいいかわからないことだらけですが、次第に意味を理解し、できることも増えていきます。なんでも聞ける新人の特権を生かして、早く戦力になれるように日々精進していきます!

どういう先輩がいて、どんな教育を受けているか

私のプロジェクトは、社員が私を含めて4人、ビジネスパートナーさんが2人のチームで、お客様先の開発プロジェクトの1チームとして参画しています。

弊社社員の先輩方はこんな方々です!

  • 本間さん
    • プロジェクトのマネージャーさん。基本作業には参加しないが、技術にも強く、知識が豊富。
    • 質問すると少しずつヒントを出してくれ、自分で答えを出したかのように導いてくれる。
  • 柴崎さん
    • プロの技術屋さん。プロジェクトを進めるための便利な拡張機能をたくさん開発している。
    • 聞いたらすぐ答えが出てくる。答えを出してしまうところが玉に瑕。
    • 休日は自分のプログラムが捗るらしい。
  • 長澤さん
    • 1番歳の近い先輩。まあまあ歳は離れているはずなのに顔が若くてイケメン。ちょくちょく髪色が変わる。
    • 面倒見がよく、的確なアドバイスをくれる。とても説明がわかりやすい頼れる先輩。

本格的にプロジェクトの作業に入った後1~2カ月間は長澤さんについていただき、計画を立てるところから作業まで一緒にOJTの形で業務を行っています。

このプロジェクトは在宅勤務の形ですが、Gatherというリモートオフィスアプリを用いて、あたかも近くにいるような感覚でコミュニケーションをとっています。複数人で画面共有することもできるので、対面の時と遜色のないOJTを受けることができています!

また、プロジェクト内の人はだれでも閲覧できるノートアプリのBox Notesや、オンラインホワイトボードアプリのMiroを用いて常日頃メモを残すように心がけています。メモを残しておくと、気づいたときに先輩が見てくれ、間違っているところを修正してくれたり、補足事項を追加して教えてくれたりしてくれます。

このように長澤さんとペアで行う日々の業務と、自分のメモへの反応による2つの方面から教育を受けています。

社会人として初めて”仕事”をしての所感

まだプロジェクトに参加してから数カ月しか経っていませんが、非常に多くのことを学びました。しかし、まだまだ社会人としてもアークシステムの社員としても足りないところばかりだと感じています。そんな私がプロジェクトを通して感じたことを3つ紹介します。

わかりやすく伝えることは難しいが、重要である

プロジェクト参加直後は当然わからないことだらけなので、疑問に思うことが多く発生します。その際、先輩方に質問するのですが、違う内容で伝わったり理解されなくて聞き返されたりとうまく伝わらないことが多々あります。これは、疑問に思った瞬間に質問するため内容が整理できていない、どのような環境で何をしたかなど前提をすっ飛ばして話を初めてしまう、などが理由として挙げられます。

私は、これらの解決のために質問したい気持ちをぐっと堪え、一度メモを書いて内容を整理してから話すようにしました。文字を見ながら考えると足りていない内容を思い出したり、わかりやすそうな文章構成なんかも見えてきます。質問の議事録としても残るので非常に有用に使えます。その結果、私の質問にとられる時間が減り、今後の報連相も効率よく正確にできるため、わかりやすく伝えることは非常に重要だと感じました。

メモすることは非常に大切で有用である

1つ目に通ずるところがありますが、メモすることによって、1度やった作業を覚えやすくなり、見返すことで上司の時間をとることも少なくなります。また、私のプロジェクトではメンバー全員が閲覧できるようなアプリを使用しています。そのため、メンバーが私のメモを見ることで私の理解度や進捗を非同期で確認もできます。さらに、Miroというホワイトボードアプリも使用しており、プロジェクトで開発するアプリのプログラムの構造をひも解いて理解を深めたりもしました。

私は今までほとんどメモを取ることがなく、やりながら覚えればよいと考えるタイプでした。そのためプロジェクト初期は、メモしなかったためにできなかったことや先輩に時間を取らせてしまうこともありました。次第にメモの重要性に気づき、今では試行錯誤しながら常にメモを取るように心がけています。ゆくゆくは自分のメモがそのまま議事録として使用できるレベルにしたいと思っています!

学生時代のIT知識とレベルが段違いだった

私は情報系の学部を卒業しておりプログラムを書くこともありました。しかしチーム開発であることに加え、開発規模が大きく異なり、初めての知識ばかりでした。

チームで開発を行うということは、ほかの人が自分のプログラムを読むということです。つまり他人が読んだときに補足説明なしでやりたいことが伝わる書き方を知って、書ける必要があります。また開発規模が大きいと、プロジェクト構造が複雑になります。そのためGit などのバージョン管理の知識や統合開発環境を用いたプロジェクト構造の知識など、一人ではあまり重視しなかったものも学ぶ必要がありました。

私は情報系の学部出身というバックグラウンドがあったため、全然知らないんだけど…という悲しい気持ちにもなりました。しかしその反面こんな便利なものがたくさんあるんだスゲェ…というポジティブな気持ちも大きく、新たな知識を手に入れる喜びを日々感じていました。開発する機能によっては、また別の関連知識が必要だったりと、開発者として豊富な知識と経験はアドバンテージとして働くので、これからも貪欲に学んでいきたいと思います!

入社前とのギャップ

ほとんどギャップはありませんでした!

というのも、アークシステムは選考の過程で何回も面談を挟んでくれます。そこでさまざまな現場社員が正直なお話をしてくださったので、「あれ、言ってたことと全然違うんだけど..」といったことはありませんでした。

雰囲気も面談などで感じたままで、人とのつながりを大切にする人が多い印象です。また大体の人が何かしら熱く語れる部分を持っており、話をしていて面白い方が多いです。

強いてギャップを上げるとすれば、社内のイベントや交流が活発であること、1年目からさまざまな業務を任せていただけることです。

社内のイベントや交流は、節目節目にあり、年の近い先輩や趣味が同じ上司と遊んだりもします。社会人になる前は、会社の人とのプライベートな交流は少なく、あまり行きたいとは思わないものだと思っていました。しかし、アークシステムの先輩方は面白く、気の合う人が多いと感じるので、イベント事には積極的に参加したいと思うようになりました。充実した社会人生活のプラス材料になったので、良いギャップでした。

業務に関しては、1年目から採用活動の座談会に参加する機会がありました。とはいってもまだ一年目で会社のことを理解しきれない部分があるので、先輩についていただいてフォローを受けながら行います。新卒の段階からこのような業務に携われるのは、信頼のある先輩方が多くいるからだとしみじみ感じます。プロジェクトでも優秀な先輩方がついてくださるので、簡単なコーディングだけでなく、技術や経験、知識を養えるような上流の業務を行うこともあります。

悪いギャップはあまり思いつきませんでしたが、もし気になる方はぜひ座談会にいらしてください!ARK の社員は皆本音で語ってくださるので、さまざまな思いを聞けると思います!

最後に一言

レベルの高い先輩方が多い中、話を理解したり、業務内容を理解したりとついていくのに必死の毎日ですが、先輩方の肩を借りて貪欲に学び、早くプロジェクトの力になれるように励んでいきます!

プライベートでも、社会人になってできることの幅も広がり、新しいことを始めるための人脈も広がったので、いろいろなことに挑戦して”厚みのある人”になりたいと思います!

社会人が始まってまだまだ日は浅いですが、期待される一歩先を目指して日々を過ごしたいと思います。

アークシステムに興味を持っていただいた方は、ぜひ座談会にいらしてください!

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